科学の力によって生まれた怪人?
フランケンシュタインみたいな感じ?
フランケンシュタインみたいな感じ?
いや、そんな話とはちょっと違う。
実際に起きた連続殺人事件なんだけど、科学を過信しすぎた事によって生まれた怪人って感じかなぁ。
実際に起きた連続殺人事件なんだけど、科学を過信しすぎた事によって生まれた怪人って感じかなぁ。
言ってることがイマイチ伝わってこないんだけど。
実はこの話は最後に壮絶なオチがあってね。
それを最初に言ったら面白くないからちょっと隠してるってのもあるんだよ。
それを最初に言ったら面白くないからちょっと隠してるってのもあるんだよ。
なんか上から目線でムカつく。
えぇ~……。
まぁとりあえず早速紹介していきまっす……。
……させて頂きます?
まぁとりあえず早速紹介していきまっす……。
……させて頂きます?
そこまで卑屈にならなくてもいいわよ……。
ハイルブロンの怪人が誕生した女性警察官殺人事件
今回のハイルブロンの怪人が誕生するきっかけになったのは2007年の5月25日に起きた殺人事件。
ドイツに「ハイルブロン」っていう市があるんだけど、そこで女性警察官が殺されるという殺人事件が起きたんだ。
ドイツに「ハイルブロン」っていう市があるんだけど、そこで女性警察官が殺されるという殺人事件が起きたんだ。
ああ、ハイルブロンって地名なんだ。
そそ。
そして警察は当然ながら調査を開始。
女性警察官の装備品であるハンドガンや手錠なんかは盗まれていたんだけど、現場に残された痕跡や遺品から犯人のDNAを採取する事に成功。
そのDNAを元に犯人逮捕に向けて捜査が開始されたんだ。
そして警察は当然ながら調査を開始。
女性警察官の装備品であるハンドガンや手錠なんかは盗まれていたんだけど、現場に残された痕跡や遺品から犯人のDNAを採取する事に成功。
そのDNAを元に犯人逮捕に向けて捜査が開始されたんだ。
ふんふん。
しかもそのDNAはドイツだけでなく1993年に起きた殺人事件で採取されたDNAとも一致した上に、フランスやオーストリアで起きた数々の殺人事件や強盗事件でも検出されていて国際的な連続殺人犯の説が浮上。
でもなかなか逮捕できない事からいつのまにか「ハイルブロンの怪人(Heilbronner Phantom)」と呼ばれるようになっていくんだ。
でもなかなか逮捕できない事からいつのまにか「ハイルブロンの怪人(Heilbronner Phantom)」と呼ばれるようになっていくんだ。
なんかミステリー小説みたいね。
神出鬼没の連続殺人犯「ハイルブロンの怪人」
このハイルブロンの怪人のDNAはドイツの女性警察官殺人事件が以降、フランスやオーストリアなど様々な国で検出されるようになる。
しかもさっき言った殺人事件や強盗事件だけじゃなくて麻薬取引現場でもしょっちゅう検出されていてかなりの大物の犯罪者だという事がわかってきたんだ。
しかもさっき言った殺人事件や強盗事件だけじゃなくて麻薬取引現場でもしょっちゅう検出されていてかなりの大物の犯罪者だという事がわかってきたんだ。
ふんふん。
ちなみに検出されたDNAには東ヨーロッパ人やロシア人の特徴があって、しかも女性だって言う事が判ってたみたい。
へー。
DNAってそんな事もわかるんだ。
DNAってそんな事もわかるんだ。
でも、残念ながら逮捕につながるような直接的な情報もなく、痺れを切らしたドイツ警察はなんとハイルブロンの怪人に30万ユーロの賞金を懸けたんだよ。
30万ユーロって日本円にしてどれぐらい?
んー。約4000万円。
4000万!?
犯人を逮捕するだけで4000万円ももらえんの!?
犯人を逮捕するだけで4000万円ももらえんの!?
まぁそれだけヤバイ人物だったってことだね。
はー……。すごいわね……。
ただ、2年後の2009年に今までの捜査を全て覆すような大事件が起こるんだ。
ん?それがアンタが最初に言ってた「壮大なオチ」ってやつ?
そう。
ドイツ警察の威信にかかわるような壮大なオチがね。
ドイツ警察の威信にかかわるような壮大なオチがね。
連続殺人犯「ハイルブロンの怪人」の意外な正体とは!?
このハイルブロンの怪人の捜索が始まった2年後の2009年以降に何度か不思議な事が起こり始めるんだ。
不思議な事?
うん。
2009年に同じくドイツで一人の少年が窃盗の疑いをかけられていたんだけど、その少年のDNAを調査したところ、なんとハイルブロンの怪人のDNAが検出されたんだ。
2009年に同じくドイツで一人の少年が窃盗の疑いをかけられていたんだけど、その少年のDNAを調査したところ、なんとハイルブロンの怪人のDNAが検出されたんだ。
は?少年?
DNAは女性だったんじゃなかったの?
DNAは女性だったんじゃなかったの?
しかもそれだけじゃない。
今度はフランスで焼身自殺した男性から検出されたり、とにかく明らかに辻褄が合わない場所で検出されるようになったんだ。
今度はフランスで焼身自殺した男性から検出されたり、とにかく明らかに辻褄が合わない場所で検出されるようになったんだ。
最初は性転換説や犯人の自殺説も沸き上がったんだけど、どれも信憑性や裏付ける証拠がなかった。
そして混乱した警察は今まで行った操作をもう一度洗い直しはじめたんだ。
そして混乱した警察は今まで行った操作をもう一度洗い直しはじめたんだ。
ふんふん。
そしてドイツ警察は一つの真実にたどり着く……。
お?
なんとハイルブロンの怪人のDNAは……
DNA採取に使用している綿棒メーカーの女性のDNAだったことが判明したのです!
あはははは!なにそれ!
綿棒メーカーの従業員がハイルブロンの怪人の正体だった!
今までにいろんな国で何度かハイルブロンの怪人のDNAが検出されていたんだけど、その中一つの共通点があって、その共通点というのが
「同じメーカーで同じ工場から出荷されたDNA採取キットを使用している」
という点。
「同じメーカーで同じ工場から出荷されたDNA採取キットを使用している」
という点。
このDNA採取キットはバイエルンにある工場から出荷されたDNAキットだったんだけど、DNAキットで使用する綿棒の梱包作業は工場で働く女性たちによって行われていたんだ。
しかも作業は何故か素手で行われていてね……。
作業員の汗や皮脂なんかが綿棒に残ってしまっていたんだ……。
作業員の汗や皮脂なんかが綿棒に残ってしまっていたんだ……。
えぇ……。
そういうのって普通手袋とか付けてやるんじゃないの……?
そういうのって普通手袋とか付けてやるんじゃないの……?
まぁ普通はそうだろうねぇ。
ちなみにDNAってどういうふうに採取するの?
んー。簡単にいうと綿棒の先端に特殊な薬品がついてて、その薬品が触れたDNAを固定化するんだ。
ふんふん。
そして一度固定化されたら他のDNAに触れても反応しなくなるから、最初に触れた物のDNAだけを確保できるって訳。
1回しか使えないってことか。
え、じゃぁ工場の人のDNAが採取されたって事は最初から使用済み状態だったてこと……?
まぁ簡単に言うとそういう感じだね。
警察は使えもしないDNA採取キットで一生懸命採取しようとしてたってわけか……。
まぁ普通は新品の綿棒が既に使用済み状態だなんて誰も思わないだろうけどね……。
でもこの事件は結構社会問題にもなったんだよ
「ドイツ警察は脳みその代わりに綿棒が詰まってんのか」
なんて新聞に書かれてたみたい。
「ドイツ警察は脳みその代わりに綿棒が詰まってんのか」
なんて新聞に書かれてたみたい。
あはははは!
中々面白い言い回しね。
中々面白い言い回しね。
笑い事じゃないんだけどなぁ……。
まとめ
以上が科学が生んだ連続殺人犯「ハイルブロンの怪人」についてでした。
どうだった?
どうだった?
科学が生んだ連続殺人犯って意味がようやく分かったわ。
でも、連続殺人がテーマとかいうからもうちょっと怖い話かと思ったらただの笑い話だったわね。
でも、連続殺人がテーマとかいうからもうちょっと怖い話かと思ったらただの笑い話だったわね。
でも警察が国際手配と4000万円の賞金をかけた犯人が工場の女性だったっていうのはある意味怖くない……?
ま、まぁそういわれたらそうかも……。
少し警察に対して不信感が生まれそうね……。
少し警察に対して不信感が生まれそうね……。
そういや女性警察官を殺害した犯人はどうなったのよ。
ああ、その犯人なら2011年に別件で逮捕されていているよ。
証拠品として2007年に女性警察官から奪ったハンドガンが発見されたみたいだね。
証拠品として2007年に女性警察官から奪ったハンドガンが発見されたみたいだね。
なんでそんな決定的な証拠品を大事に持ってたのカシラ……。
ちなみに犯人はネオナチを語るテロ組織「国家社会主義地下組織」のメンバーだったみたいで、移民してきた人たちを無差別に襲ってたみたいだね。
それも科学の力によって生まれた「ハイルブロンの怪人」についてご紹介していきたいと思いまっす!