

“普通の猟奇殺人”って……
そもそも猟奇殺人の時点で普通じゃないから……。
そもそも猟奇殺人の時点で普通じゃないから……。

しかも一家全員が殺人鬼ってどういう事……?

んー。
簡単に言うと
「強盗殺人を生業にしていた犯人が子供を作り、育てられた子供は普通に殺人鬼になった」
しかも
「子供達は近親相姦を繰り返し最終的には48人の大家族になり、全員が殺人鬼で食人鬼になった」
って感じ……?
簡単に言うと
「強盗殺人を生業にしていた犯人が子供を作り、育てられた子供は普通に殺人鬼になった」
しかも
「子供達は近親相姦を繰り返し最終的には48人の大家族になり、全員が殺人鬼で食人鬼になった」
って感じ……?

……。
えーっと……、実話なのよね……?
えーっと……、実話なのよね……?

たぶんね

たぶん?

あまりにも猟奇的な事件過ぎて事件当時は緘口令や報道が禁止されたらしく、正確な情報が残ってないんだよ。

それじゃ早速紹介していきまっす!

うーん……。
知りたいような……、知りたくないような……。
知りたいような……、知りたくないような……。
スコットランドに現れた殺人鬼「ソニー・ビーン」

今回の話は15世紀から16世紀にスコットランドで起きた事件といわれているんだけど、そこに「アレクサンダー・ソニー・ビーン(Aleander Sawney Beane)」と呼ばれる人物がいたんだ。

ふんふん。

ソニー・ビーンは元々日雇い労働者の父親の元に生まれたんだけど、怠け者で気性の荒い性格だった結果、働くことが嫌になり家を飛び出す。

そして、同じような性格の女性「アグネス・ダグラス」と意気投合して一緒に暮らす事になるんだけど、家を飛び出したソニー・ビーンに住む場所があるわけもなく、たどり着いたのが洞窟。

洞窟?

うん。
今で言うイギリスのノース海峡のある海岸に洞窟を見つけて、そこで二人で暮らす事になったんだよ。
今で言うイギリスのノース海峡のある海岸に洞窟を見つけて、そこで二人で暮らす事になったんだよ。

なかなかサバイバルね……。

ただ、働いていない二人はお金なんて持っているわけないし、かといってまともに働くつもりなんて毛頭無い。
その結果、思いついたのが強盗殺人。
その結果、思いついたのが強盗殺人。

自分たちの洞窟周辺を通って行き来する行商人や旅行者を襲って金品を奪い、手に入れたお金で食料品や生活品を購入するという生活を始めたんだ。

典型的な強盗になったって訳ね……。

しかも、自分たちの犯行がバレないように襲った相手は必ず殺す事を徹底していたり、貴金属や宝石は足が付くという理由で換金しないという冷静さも備えていたらしい。

ただ、都合良く行商人や旅行者が現れるとは限らず、お金が手に入らない時も多くて食料品を満足に買えない日が続いた事もあったんだ。

ふんふん。

そして次に思いついたのが殺害した相手を食料として利用する事……。

それってつまり……。

そう。
ある日を境にソニー・ビーン達にとって人間は食糧になり、日常的に食人を繰り返すことになるんだ……。
ある日を境にソニー・ビーン達にとって人間は食糧になり、日常的に食人を繰り返すことになるんだ……。

うっ……。
48人の大家族になったソニー・ビーン一家

一見、行き当たりばったりの計画ですぐに逮捕されるかと思いきや、「不利な場合は絶対に出たししない」とか「絶対に生存者を残さない」というルールを頑なに守り続けた結果、ソニー・ビーンたちの犯行は25年にも及ぶことになるんだ。

25年!?
その間、一切バレなかったの!?
その間、一切バレなかったの!?

うん。
とはいっても行方不明者が続出しているから
「海岸周辺には悪魔が住んでいる」
っていう噂が流れたり、警備隊によって捜索されたりしたことは何度かあったみたいだよ。
とはいっても行方不明者が続出しているから
「海岸周辺には悪魔が住んでいる」
っていう噂が流れたり、警備隊によって捜索されたりしたことは何度かあったみたいだよ。

でも、ソニー・ビーンが住みかにしていた洞窟は奥行きが1㎞以上あったり、二日に一度の高潮の時には入り口が隠れてしまうから全然見つかることが無かったらしい。

まさかそんなところに猟奇殺人の犯人が隠れ住んでるなんて思わないわよね……。

そして、事件が発覚する25年間の間にソニー・ビーンはアグネス・ダグラスとの間に子供を作るんだけど、その数は何と14人!

えぇ……。
そんなにハイペースで出産ってできるの……?
そんなにハイペースで出産ってできるの……?

凄いよね……。

でも、そんなところで生まれた子供って可愛そう……。
とんでもない人生を歩みそうね……。
とんでもない人生を歩みそうね……。

ちなみに、そんな特殊な環境で生まれてきた子供達にとって「人を襲って殺して食べる」という事はただの日常生活だったらしいよ。

何て世界なの……。

しかも子供達は子供達同士で近親相姦を繰り返し、さらに男18人、女14人を出産。
そして最終的にはソニー・ビーンの家族は48人というとんでもない大家族になるんだ。
そして最終的にはソニー・ビーンの家族は48人というとんでもない大家族になるんだ。

48人って相当な数よ……?
強盗業だけで48人も養えるの……?
強盗業だけで48人も養えるの……?

ソニー・ビーン一家からすれば兵隊が増えたのと一緒で襲える人数が増える事になるから飢えとは無縁の生活を送っていたらしいよ。

閉じられた世界って本当に怖いわね……。
ついに終わりを迎えたソニー・ビーン一家。

そして25年後についにソニー・ビーン一家に終わりが訪れます!

子供達も大きくなったソニー・ビーン一家は軍隊のように規律正しく旅行者を襲うようになっていたんだけど、一回の失敗がソニー・ビーン一家を崩壊させることになるんだ。

ほう。

ある日、ソニー・ビーン一家は馬に乗って旅行中の夫婦に目を付ける。
ソニー・ビーン一家は手慣れた手つきで夫を襲うグループ、妻を襲うグループ、逃走した際に追跡するグループに分かれて奇襲を開始。
ソニー・ビーン一家は手慣れた手つきで夫を襲うグループ、妻を襲うグループ、逃走した際に追跡するグループに分かれて奇襲を開始。

妻を襲うグループは難なく奇襲を成功させて妻をすぐに馬から引きずり降ろし殺害。
そして食べれない内蔵を捨てるために即座に解体され始めたんだ。
そして食べれない内蔵を捨てるために即座に解体され始めたんだ。

その場で……?

一方で夫は銃を所持していてソニー・ビーン一家に反撃。
予想外の抵抗にソニー・ビーン一家が手こずっている間に別の旅行者の一団が現れ、不利と判断したソニー・ビーン一家は解体途中の妻を置いて逃げ出さなければならなくなってしまったんだ。
予想外の抵抗にソニー・ビーン一家が手こずっている間に別の旅行者の一団が現れ、不利と判断したソニー・ビーン一家は解体途中の妻を置いて逃げ出さなければならなくなってしまったんだ。

あー。
初めて生存者を作ってしまったわけだ。
初めて生存者を作ってしまったわけだ。

そう。
そして当然、夫や一部始終を見かけた一団は警察や役所に報告。
あまりにも猟奇的な犯行だったため、即座に当時のスコットランド国王ジェームズ1世の耳に入り400人の武装した兵がソニー・ビーン一家を捜索開始。
そして当然、夫や一部始終を見かけた一団は警察や役所に報告。
あまりにも猟奇的な犯行だったため、即座に当時のスコットランド国王ジェームズ1世の耳に入り400人の武装した兵がソニー・ビーン一家を捜索開始。

そして最初にソニー・ビーン一家を見つけたのが軍用犬。

あー。犬の嗅覚にはかなわなかったわけか……。

そう。
軍用犬はソニー・ビーン達が潜む洞窟を嗅ぎつけ兵士達が恐る恐る洞窟内を進軍していくと、中は乾燥させるために天井から吊るされた無数の死体や、無造作に置かれた遺品、そしてソニー・ビーン達の食糧になってしまったであろう骨が散乱していたんだ。
軍用犬はソニー・ビーン達が潜む洞窟を嗅ぎつけ兵士達が恐る恐る洞窟内を進軍していくと、中は乾燥させるために天井から吊るされた無数の死体や、無造作に置かれた遺品、そしてソニー・ビーン達の食糧になってしまったであろう骨が散乱していたんだ。

住みかを突き止められたソニー・ビーン達は抵抗はしたものの、準備万端の兵士達にはかなわず全員が逮捕。
すぐさまスコットランドの首都エディンバラに連行され、裁判もなく死刑宣告を受けることになる。
すぐさまスコットランドの首都エディンバラに連行され、裁判もなく死刑宣告を受けることになる。

まぁ……、そうなるわよねぇ……。

ちなみにソニー・ビーン一家の男性は両手両足を切断され出血死するまで放置、ソニー・ビーン一家の女性たちはその姿を見せられた後に火あぶりの刑になったんだって。

ソニー・ビーン本人はともかく子供たちは別に悪い事だって判ってなかったんでしょ……?

うん。
子供たちは殺されるというのは雰囲気で察して怯えたり粗ぶったりしたみたいだけど、悪びれる様子は一切なく、何が悪いのかすら理解できてなかったらしい。
子供たちは殺されるというのは雰囲気で察して怯えたり粗ぶったりしたみたいだけど、悪びれる様子は一切なく、何が悪いのかすら理解できてなかったらしい。

……。
まとめ

以上が食人殺人鬼一家を作り上げたソニー・ビーン一家の都市伝説。
どうだった?
どうだった?

奇想天外で信じられない話だったけど、聞いててあんまり楽しい話じゃなかったわねぇ……。

ちなみに処刑された一族は46人で、2人足りなかったっていう話も残ってたりする。

それ、ヤバくない……?

あ、そうそう。
あと大人気の進撃の巨人には「ソニー」と「ビーン」という巨人が登場していたりもします。
あと大人気の進撃の巨人には「ソニー」と「ビーン」という巨人が登場していたりもします。

え、まさか元ネタがソニー・ビーン一家なの……?

さぁ~。どうだろうね。
とはいっても普通の猟奇殺人ではなく、一家全員が殺人鬼で食人鬼という恐るべき一家についてでっす!