血の雨が降ったってどういうこと?
なんかひどい事件でもあったの?
なんかひどい事件でもあったの?
あー。
たしかに漫画とかドラマでは大勢の人を殺傷することを“血の雨を降らす”っていうよね。
たしかに漫画とかドラマでは大勢の人を殺傷することを“血の雨を降らす”っていうよね。
でも今回の話はそんな話じゃない。
実は本当に空から血の雨が降ってきたんだ。
実は本当に空から血の雨が降ってきたんだ。
ん……?
上空で飛行機事故があったとか……?
上空で飛行機事故があったとか……?
なんか変なところで現実主義者だな……。
だって空から血が降ってくるなんて現実的に考えるとそれ以外考えられないじゃない。
それとも何か別の理由があるの?
それとも何か別の理由があるの?
気になってきたところで、さっそく紹介していきまっす!
血のような赤い雨が降る!?「ケーララの赤い雨」事件
この事件が初めて起こったのは2001年の7月25日。
場所はインド南部のケーララ州というところなんだけど、ある日、急な雨に見舞われることになるんだ。
場所はインド南部のケーララ州というところなんだけど、ある日、急な雨に見舞われることになるんだ。
ふんふん。
ただ、急な雨と言っても普通の雨なら誰も驚きはしない。
でも、今回の雨は普通の雨とは明らかに違うところがあったんだよ。
でも、今回の雨は普通の雨とは明らかに違うところがあったんだよ。
それが最初にいってた「血の雨」ってやつ?
そう。
実はこの日の雨は人の目でも明らかにわかるぐらい真っ赤だったんだよ。
実はこの日の雨は人の目でも明らかにわかるぐらい真っ赤だったんだよ。
そして、その雨は約20分間ほど降り続いてケーララ州一面を赤やピンク色に染め上げてしまったんだって。
洗濯物を干してた人とか大変そうね。
え、そこ……?
まぁ確かに文献で「白いシャツがピンクや赤に染まった」っていう記録は残ってるけど、もっと他の感想とかないの……?
まぁ確かに文献で「白いシャツがピンクや赤に染まった」っていう記録は残ってるけど、もっと他の感想とかないの……?
んー。
あっ、「俺を怒らせたら血の雨を見ることになるゼ?」ってセリフがリアルで使えるわね!?
ワザと言ってる?
うん。
だって原因わかんないんだもん。
だって原因わかんないんだもん。
わかったわかった。
それじゃ早々にネタ晴らししていくよ。
それじゃ早々にネタ晴らししていくよ。
はじめからそうすりゃいいのよ。
マキエはどうしてそう一言多いのかな……。
ケーララの赤い雨の正体とは!?
それじゃさっそくネタバレしていくけど、この血の雨とも呼ばれているケーララの赤い雨の正体はズバリ「植物」です!
……?植物?
何が?
何が?
雨が。
正確には雨が降った地方に生えていた藻の一種だったんだ。
正確には雨が降った地方に生えていた藻の一種だったんだ。
藻?
うん。
実はこの雨は政府も動いていてインド政府科学技術省の指導ののもと様々な化学分析がされたんだ。
その結果、赤い雨に含まれていた成分は赤い雨が降った地域に生息する地衣類の胞子の一種だという事が分かったんだよ。
実はこの雨は政府も動いていてインド政府科学技術省の指導ののもと様々な化学分析がされたんだ。
その結果、赤い雨に含まれていた成分は赤い雨が降った地域に生息する地衣類の胞子の一種だという事が分かったんだよ。
ん?
地衣類って何?
地衣類って何?
簡単に言うと、さっき言った「藻」だよ。
ああ。
それじゃつまり「藻の胞子が空に舞い上がって雨にくっついて赤くなって降ってきた」って事?
それじゃつまり「藻の胞子が空に舞い上がって雨にくっついて赤くなって降ってきた」って事?
まぁ大雑把に言えばそういう事だね。
なんか意外と普通な事件ね……。
それは禁句……。
え、でも藻の胞子だけでそんなに赤くなるの?
単体では赤くはならないみたいだけど、他の植物や菌類、あとは苔なんかの成分がまじりあった結果、今回みたいな赤い色になったんだって。
へー。
ただ、一つだけ謎が残ってて、その謎は「なぜ藻の胞子が雨雲に取り込まれたか」という点。
ああ、そういえばそうね。
当時は特に異常気象とかもなかったし、その謎についてはいまだ解明されてなんだよ。
この雨を調査した専門家たちは何て言ってたの?
「雨雲に取り込まれた理由については不明」で締めくくっているそうだよ。
んー……。
まぁ原因があるからには何かしらの過程があるんでしょうけど、不明と言われると気になるわね……。
まぁ原因があるからには何かしらの過程があるんでしょうけど、不明と言われると気になるわね……。
まぁ専門家が考えても不明なら私たち素人が考えてもわかるわけないか。
あきらめるの早すぎない……?
まぁ以上がインドで起こったケーララの赤い雨事件。
原因はともかく血のような雨が降るってのはかなり魅力的な話だったでしょ?
原因はともかく血のような雨が降るってのはかなり魅力的な話だったでしょ?
確かにね。
他にも魚とか牛とかが降ってきたって言う話もあるしね。
他にも魚とか牛とかが降ってきたって言う話もあるしね。
ちなみに2008年にコロンビア共和国でも同じような事件が起きたんだけど、こっちの液体については細菌学者が調べたところ正真正銘の血液だったそうだよ……。
え、まじで……。
何が起こったの?
何が起こったの?
残念ながらコロンビア共和国の事件については原因は不明のままで科学的証明はされてない。
それなら、そっちの方を調べてきなさいよ……。
いや、あまりのも情報が少なくて……。
コロンビアやインドで起きた怪奇事件について紹介していきまっす!