なんでそんなテーマを引っ張り出してきたのよ……。
でもほら
「切り落とされた後も実は意識が残っていた」
なんて言われたら気になるでしょ?
「切り落とされた後も実は意識が残っていた」
なんて言われたら気になるでしょ?
気にならない……。
しかも、実際にまばたきで意思疎通をはかったりした実験もあるんだよ。
興味が沸いてこない?
興味が沸いてこない?
沸いてこない……。
それじゃ、興味が沸いてきたところでさっそく紹介していきまっす!
人の話聞けよ……。
人道目的で作られたギロチン
まずは簡単にギロチンの歴史から紹介していくよー。
このギロチンが登場したのは1792年のフランス。
当時、死罪を言い渡された罪人は基本的に平民は絞首刑、貴族は斬首刑で処刑されていたんだ。
このギロチンが登場したのは1792年のフランス。
当時、死罪を言い渡された罪人は基本的に平民は絞首刑、貴族は斬首刑で処刑されていたんだ。
ふーん……。
そして斬首刑はエクスキューソナーズソードっていう処刑専用のロングソードが使われていた。
でも、実は人間の首を一刀両断するにはかなりの技術が必要で、死刑執行人が下手くそだったら何度も何度も首を剣で切り付けられて余計な苦痛を味合わせてしまうという問題もあったんだよ……。
でも、実は人間の首を一刀両断するにはかなりの技術が必要で、死刑執行人が下手くそだったら何度も何度も首を剣で切り付けられて余計な苦痛を味合わせてしまうという問題もあったんだよ……。
う……
その結果、死刑囚たちに無駄な苦痛を合わせないために人道目的で作られたのがギロチン。
機械的に処刑することで処刑の失敗を失くして苦痛を伴わないために作られたんだ。
機械的に処刑することで処刑の失敗を失くして苦痛を伴わないために作られたんだ。
処刑方法なのに人道的ってなんか矛盾してる気がするけどね……。
でも、失敗されて無駄に痛い思いをするよりましでしょ……?
まぁそりゃそうだけど。
ちなみに機械化のおかげで死刑の効率がアップした結果、一日に処刑できる人数が増えてギロチンの登場以降、処刑人数が爆増しちゃったりもします……。
やっぱりダメじゃん……。
ギロチンの正式名称は「ボワ・ド・ジャスティス」
ちなみにギロチンってのはあだ名でギロチンの正式名称は「ボワ・ド・ジュスティス(Bois de Justice)」っていうの知ってた?
え、あだ名だったの?
どういう意味?
どういう意味?
「正義の柱」っていう意味らしいんだけど、実はギロチンを作った人が「ジョゼフ・ギヨタン」っていう人なんだよ。
そしてギヨタンの作った発明品ってことで「ギヨティーヌ」って呼ばれるようになったんだ。
そしてギヨタンの作った発明品ってことで「ギヨティーヌ」って呼ばれるようになったんだ。
ギヨタンは開発者ではなく提案者でした。
実際の開発者は処刑人の「シャルル=アンリ・サンソン」と外科医の「アントワーヌ・ルイ」でした。
ご指摘ありがとうございました。
実際の開発者は処刑人の「シャルル=アンリ・サンソン」と外科医の「アントワーヌ・ルイ」でした。
ご指摘ありがとうございました。
ギヨティーヌ?
ちなみにギヨティーヌってのは「ギヨタンの子供」とか「ギヨタンの発明品」って意味ね。
それが訛ってギロチンになったんだって。
それが訛ってギロチンになったんだって。
苗字が処刑道具の名前になるなんて嫌すぎるわね……。
うん。
もちろんギヨタンは猛抗議したんだけど、ギロチンという名前が既に有名になりすぎちゃって手に負えなかったらしい。
その結果、ギロチンの名前じゃなくて自分の名前を変えちゃったんだって……。
もちろんギヨタンは猛抗議したんだけど、ギロチンという名前が既に有名になりすぎちゃって手に負えなかったらしい。
その結果、ギロチンの名前じゃなくて自分の名前を変えちゃったんだって……。
自分の発明品で苗字を変える羽目になるなんてこの人ぐらいでしょうね……。
ギロチンの刑に処された人は意識がある?
そしてお待ちかね!
今回のメインテーマである処刑後の生首の意識の有無についてでっす!
今回のメインテーマである処刑後の生首の意識の有無についてでっす!
いや、待ってない……。
一番しっかりと記録に残ってるのはドイツの医者であるヴェントっていう人がトレールっていう死刑囚に対して行った実験なんだけど
「トレールという死刑囚に対し、指を勢いよく目の前に差し出すと瞼を閉じて目を守ろうとした」
「頭を持ち上げて太陽に向けると眩しそうに眼を閉じた」
っていう記録が残ってるんだ。
「トレールという死刑囚に対し、指を勢いよく目の前に差し出すと瞼を閉じて目を守ろうとした」
「頭を持ち上げて太陽に向けると眩しそうに眼を閉じた」
っていう記録が残ってるんだ。
生首相手に何やってんのよ……。
他には自分が被験者になった科学者の「アントワーヌ・ラヴォアジエ」っていう人もいる。
え、ちょっとまって……。
自分が被験者ってどういうこと……?
自分が被験者ってどういうこと……?
ラヴォアジエは処刑後の人に意識があるのかを伝えるために
「頭を落とされた後、私は可能な限りまばたきをし続ける」
って宣言して処刑されたんだよ……。
「頭を落とされた後、私は可能な限りまばたきをし続ける」
って宣言して処刑されたんだよ……。
ええぇぇぇ……。
体張りすぎでしょ……
体張りすぎでしょ……
ちなみに結果はどうだったの?
……。(意外と食いついてきてる)
ちなみに結果は数十秒の間、まばたきをし続けたらしいよ。
そして一番最後の実験が行われたのは1905年。
「ボーリュー博士」が「アンリ・ランギーユ」っていう死刑囚に
「私は斬首された後、君の名前を呼ぶ。声が聞こえたらまばたきして答えてくれ」
と依頼して実験が行われたっていう記録が残ってる。
「ボーリュー博士」が「アンリ・ランギーユ」っていう死刑囚に
「私は斬首された後、君の名前を呼ぶ。声が聞こえたらまばたきして答えてくれ」
と依頼して実験が行われたっていう記録が残ってる。
わりと最近じゃん……。
ちなみに実験結果は反応あり。
斬首されたランギーユの耳元で大声で名前を呼ぶとアンリは目を開きボーリュー博士を見たんだって。
斬首されたランギーユの耳元で大声で名前を呼ぶとアンリは目を開きボーリュー博士を見たんだって。
生首に見つめられるってあんまり想像したくないわね……。
ちなみにアンリがボーリューの声に反応したのは1回だけじゃなくて2回目まで反応があったらしいよ。
さすがに3回目は反応が無くなっちゃったみたいだけど……。
さすがに3回目は反応が無くなっちゃったみたいだけど……。
科学者たちのメンタルってすごいわね……。
今の科学や医療の発展もこういう人たちのおかげなのかしら……。
今の科学や医療の発展もこういう人たちのおかげなのかしら……。
でも、処刑が執行されるたびに科学者たちが大勢押し寄せてくるもんだから、「フリードリヒ・ウィルヘルム3世」は法律で斬首された人体の研究を禁止したんだって。
まぁ道徳的にはそれがだたしいのかもね。
死刑が正しいかどうかは別として……。
死刑が正しいかどうかは別として……。
果たして本当に意識はあるのか?
それじゃ最後に「本当に意識はあったのか」っていうところについて紹介したいと思います。
いやいや。
ここまでこんなにたくさんの証拠が残ってるなら本当に意識があるんじゃないの?
ここまでこんなにたくさんの証拠が残ってるなら本当に意識があるんじゃないの?
んー。
でもそれが本当に斬首された人の意思だったかどうかを知るすべが無いんだよ。
でもそれが本当に斬首された人の意思だったかどうかを知るすべが無いんだよ。
どういうこと?
実は斬首された場合、基本的には血圧が急激にさがるんだけど、人間は血圧が急激に下がると気絶するんだよ。
ほら、よく長時間座ってた時に急に立つと立ち眩みが起こるでしょ?
それと一緒。
ほら、よく長時間座ってた時に急に立つと立ち眩みが起こるでしょ?
それと一緒。
ああ、貧血みたいになるってこと?
そうそう。
この場合は脳貧血だね。
この場合は脳貧血だね。
普通はすぐに血圧が戻って意識がもどるけど、血液を送る心臓と切り離された場合は血圧が戻らなくて意識を失ったままになるってのが通説なんだよ。
え、でも実際にまばたきはしたんでしょ?
そのまばたきについては筋肉のけいれんが原因じゃないかっていわれてるんだよ。
むう……。
そういわれるとどっちも正しい気がしてくるわね……。
そういわれるとどっちも正しい気がしてくるわね……。
残念ながら意識があるかどうかについては確かめようがないから真実は処刑された人のみぞ知るって感じかな……。
まぁ意識の有無はともかく処刑された人が苦痛を味わってないといいわね。
それも切り落とされた頭には当分の間、意識があるという説についてでっす!