まばたきする美しいミイラ……?
「まばたき」と「美しい」と「ミイラ」っていう単語が何一つ共通性を感じないんだけど……。
「まばたき」と「美しい」と「ミイラ」っていう単語が何一つ共通性を感じないんだけど……。
ボクも最初はそう思ってたんだけど、今回の話は本当に超常現象を信じたくなるような話なんだ。
きっとマキエも「すごい」って思うはずだよ
きっとマキエも「すごい」って思うはずだよ
ふーん。
それじゃ、まぁ聞いてみましょうかね。
それじゃ、まぁ聞いてみましょうかね。
ではさっそく紹介していきまっす!
8,000体のミイラが安置されているカプチン・フランシスコ教会
まず、世界で一番美しいと言われているミイラが安置されている場所なんだけど、その場所はイタリアにあるシチリア島。
このシチリア島のパレルモっていう都市があるんだけど、そこにカプチン・フランシスコ教会っていう教会があるんだ。
このシチリア島のパレルモっていう都市があるんだけど、そこにカプチン・フランシスコ教会っていう教会があるんだ。
なんかカプチーノが飲みたくなるような名前の教会ね。
まぁ名前はともかく、このカプチン・フランシスコ教会には巨大な地下納骨堂があって、そこには8000体ものミイラが安置されているんだ……。
8,000体……。
ものすごい数ね……。
ものすごい数ね……。
そして、そのカプチン・フランシスコ教会の納骨堂に今回紹介する世界で一番美しいまばたきするミイラが眠っています。
世界で一番美しいミイラ「ロザリア・ロンバルド」
世界で一番美しいと言われているミイラは女の子のミイラなんだけど、彼女の名前は「ロザリア・ロンバルド(Rosalia Lombardo)」。
当時、イタリアで将軍だった「マリオ・ロンバルド」の娘で、1920年の12月6日になんと2歳という若さでこの世を去ってしまった少女のミイラなんだ。
当時、イタリアで将軍だった「マリオ・ロンバルド」の娘で、1920年の12月6日になんと2歳という若さでこの世を去ってしまった少女のミイラなんだ。
2歳……。
かわいそうに……。
なんかあったの……?
かわいそうに……。
なんかあったの……?
死因は急性肺炎。
両親たちもかなりショックをうけたんだけど、考え抜いた末にロザリアをミイラにして永遠にその姿を保とうと考えたみたい。
両親たちもかなりショックをうけたんだけど、考え抜いた末にロザリアをミイラにして永遠にその姿を保とうと考えたみたい。
えっ……
ん?
んー……。
いつまでも一緒に居たいっていう気持ちはわかるけど娘をミイラにするっていうのはどうなのかしら……。
いつまでも一緒に居たいっていう気持ちはわかるけど娘をミイラにするっていうのはどうなのかしら……。
まぁその辺は価値観の違いじゃないかな。
外国は土葬が一般的だけど日本人は火葬が一般的だから、そのギャップじゃない?
アメリカでは冷凍保存とかも徐々に普及し始めてるみたいだし。
外国は土葬が一般的だけど日本人は火葬が一般的だから、そのギャップじゃない?
アメリカでは冷凍保存とかも徐々に普及し始めてるみたいだし。
うーん……。
話を戻すけど、ロザリアの両親から依頼を受けた「アルフレッド・サラフィア」という医師は独自の技術でロザリアに防腐処理を実施。
そして、そのロザリアのミイラがこちら。
そして、そのロザリアのミイラがこちら。
え、この子がミイラ!?
そう。
まるでお人形さんみたいでしょ?
まるでお人形さんみたいでしょ?
すごい……。
本物なの?
本物なの?
2009年には「ナショナルラジオグラフィック」っていう海外の出版社がMRI検査を実施して本当に2歳の少女の遺体ってことは証明されてるよ。
ちなみに表面だけじゃなくて内臓もきれいなまま残ってるんだって。
ちなみに表面だけじゃなくて内臓もきれいなまま残ってるんだって。
すごい技術ね。
ちなみにアルフレッドが使った薬剤はホルマリン、塩化亜鉛、アルコール、サリチル酸、グリセリンだけらしいよ。
薬品名を並べられてもアルコールとホルマリンぐらいしか分かんないけどね……。
そしてミイラがこんな美しい姿で残ってること自体すごいことなんだけど、なんとこのミイラはもう一つの奇跡を起こすんだ。
あー。最初にいってたまばたき?
その通り!
まばたきするミイラ……?
ロザリアちゃんはふっくらしているように見えるけど、でもやっぱりミイラはミイラなんでしょ?
だからいくら柔らかそうに見えても本当はカチカチなんでしょ?
だからいくら柔らかそうに見えても本当はカチカチなんでしょ?
うん。
本来であればミイラがまばたきを行う訳がない。
でも、ロザリアを研究しているときにその瞬間を写真に残すことに成功しているんだよ。
本来であればミイラがまばたきを行う訳がない。
でも、ロザリアを研究しているときにその瞬間を写真に残すことに成功しているんだよ。
ほう……。
この奇跡が起きたのは2014年の6月。
イタリアの研究者たちがロザリアの遺体を調査しているときに何枚か写真を撮影していたんだけど、その写真を見比べているとある異変に気づいたんだ
イタリアの研究者たちがロザリアの遺体を調査しているときに何枚か写真を撮影していたんだけど、その写真を見比べているとある異変に気づいたんだ
異変?
ちなみにその異変の写真がこちら。
……!?
目が開いてる!?
目が開いてる!?
そう。
ロザリアは一日数回、非常に長い時間をかけてゆっくりとまばたきしていたんだ。
ロザリアは一日数回、非常に長い時間をかけてゆっくりとまばたきしていたんだ。
え!?
なんで!?
どういうこと!?
なんで!?
どういうこと!?
ただ、この奇跡を聞いた地下墓地の管理人である「ダリオ・ピオビノーマスカリ」は
窓から差し込む光が生み出した工学上の錯覚に過ぎない
といって超常現象であることを否定。
ああ、カメラの映り込みとか目の錯覚ってこと?
そう。
ただ別の写真ではロザリアの青い目もしっかりと映っていたんだよ。
ただ別の写真ではロザリアの青い目もしっかりと映っていたんだよ。
ちなみにその写真がこちら
本当だ……。
目が開いてる……。
どうなってるの……。
目が開いてる……。
どうなってるの……。
あ、わかった!
温度とか湿度でまぶたの皮膚が伸縮してるとか!
温度とか湿度でまぶたの皮膚が伸縮してるとか!
残念ながら最初にも言った通りロザリアが安置されているのは地下墓地。
急激な温度変化とか湿度の変化はありえないんだよ……。
しかも仮にそうだとしても亡くなってから100年も経ってる遺体の瞼にそんな伸縮性があるとも考えにくいしね
急激な温度変化とか湿度の変化はありえないんだよ……。
しかも仮にそうだとしても亡くなってから100年も経ってる遺体の瞼にそんな伸縮性があるとも考えにくいしね
ええええ……。
なんで……?
かなり気になる……。
なんで……?
かなり気になる……。
残念ながら科学的な証明はされてないんだ。
ただ、非科学的な理由であれば、このカプチン・フランシスコ協会の地下墓地には8000人ものミイラが安置されてるから成仏できていない霊が一番、生前に近い形で残っているロザリアの体を依り代として使ってるんじゃないかっていわれてる。
以上がまばたきする世界で一番美しいミイラ「ロザリア・ロンバルド」について。
どう?すごかったでしょ?
どう?すごかったでしょ?
確かに。
この写真が本物なら本当にまばたきする理由がわからないわね……。
この写真が本物なら本当にまばたきする理由がわからないわね……。
あんまり私は超常現象とか信じないクチだけど、今回ばっかりは少し信じそうになっちゃったわ。
それも世界で一番美しいまばたきするミイラについて紹介しまっす!