南極ゴジラ?
ゴジラって、あの特撮のゴジラ?
ゴジラって、あの特撮のゴジラ?
それ以外にゴジラって無いでしょ。
でも、ゴジラが登場するのは北極の氷の中からでしょ?
南極のゴジラなんて聞いたことないけど。
南極のゴジラなんて聞いたことないけど。
え、そうなの?
ボクはあんまり特撮とか見た事が無いから良くわからないんだけど、今回はそういう“設定上のゴジラ”ではなく、日本の南極観測隊が見たという巨大な未確認生物についての紹介なんだ。
ボクはあんまり特撮とか見た事が無いから良くわからないんだけど、今回はそういう“設定上のゴジラ”ではなく、日本の南極観測隊が見たという巨大な未確認生物についての紹介なんだ。
え、南極にゴジラが本当にいたの!?
正確には“ゴジラを連想させる巨大生物のような何か”だね。
……ほぅ。
それじゃさっそく紹介していきまっす!
南極ゴジラを発見した南極観察隊
今回紹介する「南極ゴジラ」が目撃されたのは1958年の2月13日。
この時、日本では日本史上初の南極観察隊による南極観測が行われていて、その任務の途中で“巨大生物のような何か”を発見するんだ。
この時、日本では日本史上初の南極観察隊による南極観測が行われていて、その任務の途中で“巨大生物のような何か”を発見するんだ。
へぇー。
そういえば「南極観測」って聞くと「南極物語」とか「南極大陸」を思い出すわねぇ。
そういえば「南極観測」って聞くと「南極物語」とか「南極大陸」を思い出すわねぇ。
ああ、南極に連れていかれた樺太犬の「タロ」と「ジロ」の事を描いた映画だね。
時期的にも丁度そのころだよ。
時期的にも丁度そのころだよ。
あ、そうなの?
時系列的には丁度、タロとジロを迎えに行く途中ぐらいかな?
迎えに行くとき……。
結局連れて帰れなかった訳だから置き去りにする時の話って事か……。
結局連れて帰れなかった訳だから置き去りにする時の話って事か……。
そうだけど、もうちょっと違う言い方は……。
まぁ、それはおいといて簡単に当時の流れのようなものを紹介しておくね。
日本で初めて南極に向かった第一次南極観測隊は1956年の11月に出発して1957年1月30日に南極大陸に到着するんだ。
日本で初めて南極に向かった第一次南極観測隊は1956年の11月に出発して1957年1月30日に南極大陸に到着するんだ。
そして昭和基地を建築して11人が基地に残って越冬しつつ観測を行う事になっていたんだけど、その時にタロとジロもその時に一緒に連れてこられたんだよ。
へー。
そして約一年後の1957年の12月には第二次南極観測隊が昭和基地に再び訪れて、昭和基地で越冬していた11人を回収し、第二次南極観測隊の越冬部隊と交代する予定だったんだよ。
ただ、第二次南極観測隊が昭和基地にたどり着くことが出来なかったんだ。
え、なんで?
かつてないほどの悪天候だったんだよ。
ただ、観測を行えないだけならまだしも、第二次南極観測隊としては昭和基地に残っている第一次南極観測隊の越冬隊員は回収しなければならかった。
そこで同じく南極観測を行っていたアメリカ海軍のウィンド級砕氷艦「バートン・アイランド」号に支援を要請することにしたんだ。
そこで同じく南極観測を行っていたアメリカ海軍のウィンド級砕氷艦「バートン・アイランド」号に支援を要請することにしたんだ。
ふんふん。
そしてバートン・アイランド号は支援要請を承諾。
バートン・アイランド号が先行する形で再び昭和基地を目指すことになったんだけど、その時に当時の船長であった松本船長と複数の隊員達が未確認生物を目撃する事になったんだ。
バートン・アイランド号が先行する形で再び昭和基地を目指すことになったんだけど、その時に当時の船長であった松本船長と複数の隊員達が未確認生物を目撃する事になったんだ。
第二次南極観測隊が目撃した未確認生物
未確認生物、つまり今回でいうところの南極ゴジラが目撃されたのはバートン・アイランド号と再び昭和基地へ向かっている最中の1958年2月13日の午後7時ごろ。
ちなみに目撃したときの状況としては、ブリッジに松本船長や他の隊員達がいたらしいんだけど、突然巨大な生物が船の近くで浮かび上がってきたらしい。
ちなみに目撃したときの状況としては、ブリッジに松本船長や他の隊員達がいたらしいんだけど、突然巨大な生物が船の近くで浮かび上がってきたらしい。
なんでも、最初は先行しているバートン・アイランド号がドラム缶か何かを破棄したんだろうと思われていたそうなんだけど、そのドラム缶と思われた物は第二次南極観測隊が乗っていた観測船である「室谷」の方に顔を向けたんだって。
ほう……。
つまり船長たちを見たと。
つまり船長たちを見たと。
そう。
そして、その時に目や尖った耳、あとは全体を覆う焦茶色の毛が生えていたのも確認されたんだ。
そして、その時に目や尖った耳、あとは全体を覆う焦茶色の毛が生えていたのも確認されたんだ。
大きさはどれぐらいなの?
残念ながら目撃されたのは頭の部分だけで全体の大きさは判らない。
ちなみに頭だけでも80センチはあったらしくて
「前から見た顔は牛のようで、頭の長さは70から80センチメートル程度もあった」
と記載されているんだ。
ちなみに頭だけでも80センチはあったらしくて
「前から見た顔は牛のようで、頭の長さは70から80センチメートル程度もあった」
と記載されているんだ。
記載?
記載ってどこに?
記載ってどこに?
あ、実はこの話は船長だった松本船長が書いた本である「南極輸送記」にも書かれているんだよ。
へー。
でも、なんでゴジラなんて名前を付けたの?
ゴジラに耳とか毛なんて無いのに。
でも、なんでゴジラなんて名前を付けたの?
ゴジラに耳とか毛なんて無いのに。
それは当時、ゴジラが大流行していたからだってさ。
安直な理由だった……。
果たして南極ゴジラの正体は……?
でも、海なんだから大きな生物とかいても不思議じゃないんじゃないの?
例えばクジラとかアザラシとか。
例えばクジラとかアザラシとか。
もちろんそういう説もあるし、可能性としては十分に考えられる。
ただ、隊員たちが目撃した証言と南極周辺に生息する生物とはどれも特徴が一致しないんだよ。
ただ、隊員たちが目撃した証言と南極周辺に生息する生物とはどれも特徴が一致しないんだよ。
南極周辺って何がいるの?
大きな生物としてはクジラやイルカ。
あとはアザラシやペンギン、オットセイあたりかな。
あとはアザラシやペンギン、オットセイあたりかな。
頭が80㎝もあって耳が生えているってなると……。
え、いないじゃん。
そう。だから南極ゴジラなんていわれているんじゃないか。
クジラの身体の一部分が見えてたっていう可能性は?
それも十分にあり得るけど「毛が生えていた」とか、「こっちを見た」「馬か牛のような頭をしていた」ってあたりが辻褄が合わないよね。
うーん……。
ちなみに「観測隊たちの証言で一番近い生物はデスモスチルスだ」なんて言われているけど、デスモスチルスは大分前に絶滅しちゃってるしねぇ……。
デスモスチルス?
恐竜たちが絶滅した後の時代に生息していたと言われる大型生物だよ。
ちなみに見た目はこんな感じ。
ちなみに見た目はこんな感じ。
……カバ?
いや、デスモスチルスです……。
まとめ
以上が、南極観測隊が目撃した未確認生物「南極ゴジラ」についてでした。
どうだった?
どうだった?
え!?ここで終わり!?
正体とか判ってないの!?
正体とか判ってないの!?
残念ながら今のところ不明です……。
ちなみに目撃されたのもその時が最初で最後だし、現れていた時間も30秒程度ぐらいだったから写真を撮る事も出来なくて映像も何も残っていないんだよ。
ふーん。
でも、南極ゴジラっていうぐらいだからゴジラ的な要素があるのかと思っていたのに一切関係なかったわね。
そういえば結構“ゴジラ”っていう単語に食いついてたよね。
マキエはゴジラが好きなの?
マキエはゴジラが好きなの?
ゴジラ好きよ~♪
映画は何一つ見た事ないけど。
映画は何一つ見た事ないけど。
好きって言うなら映画ぐらいは見とこうよ……。
それも百式さまからリクエストを頂いた「南極ゴジラ」についてご紹介したいと思いまっす!