不幸を予言する妖怪「件(くだん)」!護符にもなる半人半牛の正体とは!

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ぐっさん
今回の都市伝説のテーマはずばり「妖怪」について!
それも顔は人間、体は牛という人面牛「件(くだん)」について紹介したいとおもいまっす!
マキエ
へー。
名前もなかなか洒落が効いてるわね
ぐっさん
え、どういうこと?
マキエ
だって名前も人間と牛が合体してるじゃない。
人間を表す“にんべん”の「イ」と牛を合体させて「件」になってるじゃない。
ぐっさん
あっ!ほんとだ!
すごい!
マキエ
え、気づいてなかったの……?
ぐっさん
気付いていたと言ったら嘘になるかもしれません……。
マキエ
何、その政治家みたいな返し方……。
素直に認めなさいよ……。
マキエ
で、ちなみに今回はどんな感じの話なの?
ぐっさん
今回は都市伝説というよりは日本に伝わる不幸を予言する妖怪である件とはどんなものかって感じの話かな。
マキエ
え……。
不幸を予言すんの……?
ぐっさん
それじゃ早速紹介していきまっす!

不幸を予言する妖怪「件(くだん)」


ぐっさん
まず、件が日本に現れた経緯から紹介していくんだけど、件が怪奇現象として語られ始めたのは19世紀前半頃の日本。
突如、日本各地で顔は人間、体は牛という奇妙な生物の目撃談が相次いだんだ。
マキエ
日本各地で同時発生ってすごいわね。
なんか意図的な何かを感じるわ。
ぐっさん
なにかあったのかもね。
ぐっさん
そしてこの件はちょっと変わった性質をもつ妖怪で「不幸を予知する」という能力と「不幸を回避するための護符」としての能力を持ってるって言われてるんだ。
マキエ
ん?
不幸を予言するのに護符になるの?
ぐっさん
うん。
それじゃまずは件が予言したと言われている大きな出来事から紹介していくね。

妖怪「件」が予言したと言われている大災害や凶事


ぐっさん
件について様々な目撃談があるんだけど、その中でも特に有名なのが1820年頃と1835年の目撃談。
この二つの目撃談にはどちらも「顔は人間で体が牛の化け物が凶事を予言した」という話なんだけど、実際に目撃談が広まった直後には必ず大きな災害や凶事が発生しているんだ。
マキエ
1820年って日本でいう何時代になるの?
ぐっさん
江戸時代だね。
まず1820年頃の目撃談から紹介するけど、この目撃談は山菜取りの男性による目撃談で、山の中で顔は人間で体は牛という妖怪に出会って、その妖怪が
数年間疫病が流行し多くの犠牲者が出る
と予言したと言われている目撃談。
マキエ
へー。その疫病ってのは?
ぐっさん
その疫病はずばり「疱瘡」。
特に1829年には日本で疱瘡が大流行して大勢の人が命を落としているんだ。
マキエ
疱瘡?
ぐっさん
天然痘の事だよ。
マキエ
あ、知ってる……。
めっちゃ死亡率が高い感染症だ……。
ぐっさん
そうそう。
感染すると大体30%~50%の人は命を落とすっていわれてる感染症だね。
今ではワクチンが開発されて日本や先進国では撲滅された感染症なんだけどね。
ぐっさん
そしてもう一つの1835年の目撃談で語られているのが
今年から大凶作に陥り多くの犠牲者がでる。
という予言して死亡したという話。
マキエ
大凶作?
ぐっさん
この予言が意味する大凶作というのが江戸三大飢饉の一つである「天保の大飢饉」。
洪水や冷害でざっと見積もって100万人の人が死亡したっていわれてるんだ。
マキエ
あ、それも聞いたことある。
にしても100万人ってすごい数の死者ね……。
ぐっさん
もちろん洪水の被害で直接的に命を落とした人も含まれてるけど、人口統計的には2.3年のうちに100万人前後の人口減少が起こってるんだって。
マキエ
へー。
ところで予言については大体わかったけど、護符になるって言う話は何なの?

護符や守り神としての「件(くだん)」

ぐっさん
最初に少し触れたけど、実はこの件は護符にもなったりします。
マキエ
それが良くわからないんだけど?
不幸を予言する化け物がなんで護符になってるの?
ぐっさん
実は
姿を書き写し絵図をみればその者は難を逃れる
って言われているんだ。
マキエ
誰がそんな事を言い出したのよ……。
ぐっさん
件、本人だよ。
マキエ
はい……?
ぐっさん
実は件は不幸事や凶事を予言した後に必ず
「自分の姿を書き写し絵図をみればその者は難を逃れる」
と付け加えていて、実際に江戸時代では件の絵を描いた瓦版が販売されていて、購入した人は家に飾って魔除け替わりにしていたんだ。
ぐっさん
ちなみにこれが天保7年に描かれたと言われている瓦版。

マキエ
「件」と「獣」っていう字がめっちゃカッコいいわね。
ぐっさん
え、そこ……?
マキエ
だって他は読めないし……。
マキエ
でも、悪いことを予言しておいて、救いがほしかったら自分の姿を絵にして広めろって、やり方がまるでカルト教団の教祖みたいね。
ぐっさん
その言い方はどうなのかな……。

「件の如し」の元ネタは妖怪の件

ぐっさん
ちなみに余談だけど、マキエは「件の如し」って決まり文句を見た事ない?
マキエ
ああ、なんか聞いた事あるわね。
文章の最後に「件の如し」とか「依って件の如し」とか書いてあったような。
ぐっさん
そうそう。それそれ。
実はこの件の如しっていうのは今回紹介した妖怪の件の事なんだよ。
マキエ
あ、そうなの?
でもなんで?
ぐっさん
件は予言をするわけだけど、その予言が必ず的中していたでしょ。
その事から「件=間違いない」とか「件=正直者」っていうイメージが定着して、結果的に「絶対守られる約束」とか「必ず遂行される出来事」という意味合いになったみたい。
そして最終的には契約書とか証文とかに使われるようになって「確実に遂行される事」として文章の最後に「依って件の如し」って付けるようになったんだって。
マキエ
へー。

まとめ

ぐっさん
以上が不幸を予言する「件(くだん)」についての都市伝説でした。
どうだった?
マキエ
んー……。なんだろ……。
怖いっていうより歴史や民俗学を勉強したような気分……。
ぐっさん
まぁ専門家によっては
「件という妖怪を護符として確立させることで、民衆に希望を持たせようとした」
っていう人もいるみたいだね。
マキエ
あー。なるほどねぇ。
ぐっさん
ちなみに最近の目撃談では阪神淡路大震災の際に自衛隊員が
頭部が牛で着物を着た人間の女性が踊っている姿を目撃した
って話もあるみたいだよ。
マキエ
まじで……。
江戸時代とかの話よりそっちの話の方が気になるんだけど……。
ぐっさん
残念ながらそっちの話は詳しい情報は集めれませんでした……。
マキエ
無能。
ぐっさん
直球すぎる!
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2 件のコメント

  • 戦争中に産まれて、日本の敗戦を予言した件もいたらしいねぇ。でもどの件も産まれて数日後に死んじゃうのが悲しい。今回も勉強になる記事、ありがとうございました。

    • 百式さん、こんばんわ!いつもコメントありがとうございます。
      楽しんでいただけているようで何よりです。
      >>日本の敗戦を予言した件
      そんな件もいたのですね、空襲については聞いたことがありましたが敗戦については初耳でした!
      こちらこそ勉強になりました。ありがとうございます。

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