ジャッカロープって確か角の生えたウサギよね?
あれのどこがUMAなの?
あれのどこがUMAなの?
えっ?
え?
いや……。どこがって言われてもジャッカロープそのものがUMAなんだけど……?
え……。あれってUMAだったの……?
そういう種類の動物だと思っていたんだけど……。
そういう種類の動物だと思っていたんだけど……。
嘘でしょ……。マジで言ってんの……?
そういえば昔、羽の生えたウサギのUMA「スクヴェイダー」を紹介した時もマキエはライチョウを妖怪だと勘違いしてたよね……。
そういえば昔、羽の生えたウサギのUMA「スクヴェイダー」を紹介した時もマキエはライチョウを妖怪だと勘違いしてたよね……。
まぁそういう事もあるわよ。
軽いな!
まぁいいか。
それじゃ早速紹介していきまっす!
それじゃ早速紹介していきまっす!
愛くるしい姿のUMA「ジャッカロープ」
それじゃあらためて今回紹介するのはUMA「ジャッカロープ」について。
まずはジャッカロープが有名になるきっかけとなった目撃談から紹介していくね。
まずはジャッカロープが有名になるきっかけとなった目撃談から紹介していくね。
ジャッカロープが有名になったのは1930年代。
アメリカのワイオミング州ダグラスでキャンプをしていた一人のカウボーイがウサギのような小動物の群れを発見したんだって。
アメリカのワイオミング州ダグラスでキャンプをしていた一人のカウボーイがウサギのような小動物の群れを発見したんだって。
ふんふん。
ただよく見てみるとウサギだと思っていた小動物には頭にヤギや鹿を思わせるような、かなり大きい角が生えていたそうなんだ。
ちなみにこんな感じ。
ちなみにこんな感じ。
かわい~♪
ウサギってつぶらな瞳とかモフモフしている所とか、とにかくカワイイ要素をふんだんに詰め込んだ完璧な動物の一つよね♪。
ウサギってつぶらな瞳とかモフモフしている所とか、とにかくカワイイ要素をふんだんに詰め込んだ完璧な動物の一つよね♪。
まぁ否定はしないけど、マキエの独特な表現方法には少し疑問を覚えるかな……。
あと見てもらいたいのは角の部分なんだけどね……。
あと見てもらいたいのは角の部分なんだけどね……。
ちなみに私の一番の推しは口ね。あの“ω”の部分がたまらないわ……。
話を聞いてくれないので勝手に話を進めるけれど、角の生えているウサギを見つけたカウボーイは当然捕まえようとしたらしい。
ただウサギはカウボーイに気が付くともの凄い速さで逃げていったそうなんだ。
ただウサギはカウボーイに気が付くともの凄い速さで逃げていったそうなんだ。
そして一瞬でウサギを見失ったカウボーイはキャンプに戻ったんだけど、その日の夜にウィスキーを片手に酒盛りをしていると昼間に見た角の生えたウサギが再び現れたんだって。
へぇ~。
なんでも、そのカウボーイ曰く
「ウィスキーの臭いに敏感に反応していた。どうやら好物らしい。」
「鳴き声はまるで人間の様だった」
と語ったそうだよ。
「ウィスキーの臭いに敏感に反応していた。どうやら好物らしい。」
「鳴き声はまるで人間の様だった」
と語ったそうだよ。
ウィスキーが好物のウサギ……。
是非お友達になりたいわね。
是非お友達になりたいわね。
酒飲み仲間の対象を動物まで広げないでよ……。
名前の決め手は野ウサギとヤギ!二つ合わせて「ジャックロープ」
角の生えたウサギを目撃したカウボーイは町に帰ってからはいろんな人に今回の出来事を聞かせたそうなんだけど、噂が噂を呼んで瞬く間に町中の人に知れ渡ったらしい。
ふんふん。
そして名前が無いと不便だっていう事になって名前を付ける事になるんだけど、ジャックラビット(Jack rabbit)のジャックとアンテロープ(Antelope)のロープを合体させて「ジャッカロープ」と名付ける事にしたんだって。
ジャックラビットは野ウサギって意味だったと思うんだけど、アンテロープって何?
アンテロープは直訳するとレイヨウだね。
レイヨウ……?
えーっと……。
まぁ簡単にいうと山羊の仲間かな……。
まぁ簡単にいうと山羊の仲間かな……。
ああ、あの角ってヤギの角なの?
てっきり鹿の角かと思ってた。
てっきり鹿の角かと思ってた。
まぁ写真とか剥製に付いている角の種類はバラバラだけどね。
え、どういう事……。
なぜならジャッカロープは作り話で、今ボクが語った話も全て作り話だから……。
は!?
ジャッカロープの生みの親は猟師のダグラス兄弟
それじゃ最後にジャッカロープの正体というか真相について紹介しておくね。
ジャッカロープはかなり有名だから知っている人も多いと思うんだけど、実は完全な創作であることが判明しています。
ジャッカロープはかなり有名だから知っている人も多いと思うんだけど、実は完全な創作であることが判明しています。
え、アンタがさっき言ってた話のどこまでが創作なの……。
いや、全部。
そもそもジャッカロープをこの世に生み出したのはワイオミング州で狩猟を生業にしていたダグラス兄弟という二人の兄弟なんだ。
ダグラス兄弟は狩猟以外にも剥製を作って生計を立てていたんだけど、ある日狩猟中に獲れた鹿とウサギを並べた時に頭の部分が重なって、まるでウサギの頭から鹿の角が生えているように見えたんだって。
ダグラス兄弟は狩猟以外にも剥製を作って生計を立てていたんだけど、ある日狩猟中に獲れた鹿とウサギを並べた時に頭の部分が重なって、まるでウサギの頭から鹿の角が生えているように見えたんだって。
ふんふん。
その時、ふと「剥製したウサギに鹿の角を移植すれば客にウケるんじゃないか?」と思いついたらしい。
そしてダグラス兄弟はウサギに鹿の角を移植した剥製を作ったんだってさ。
そしてダグラス兄弟はウサギに鹿の角を移植した剥製を作ったんだってさ。
う、うーん……。
そこだけ聞くと動物の死体を使って遊んでいるようにも聞こえるからちょっと複雑ね……。
そこだけ聞くと動物の死体を使って遊んでいるようにも聞こえるからちょっと複雑ね……。
まぁ言いたいことはわかるけど、今はそこは置いといて。
で、ダグラス兄弟は鹿の角を移植したウサギの剥製に「ジャックロープ」と名付けて売りに出したところ、近くのホテルを経営しているオーナーが面白がって即座に買い取ってくれたんだって。
へー。
そしてジャッカロープを買い取ったホテルのオーナーはホテルのロビーに剥製を飾ったそうなんだけど、これが宿泊客たちに大反響。
さらに一時は剥製の盗難事件が起こるほど人気になったそうなんだ。
さらに一時は剥製の盗難事件が起こるほど人気になったそうなんだ。
あー。まぁ角の生えたウサギなんて珍しいもんね。
そしてその反響を聞いたダグラス兄弟はジャッカロープの大量生産を始めたんだ。
……え?
いや、ダグラス兄弟も商売で剥製を作ってるわけだからね。
売れると分かった以上、売るでしょ。
売れると分かった以上、売るでしょ。
そしてますますジャッカロープの話は広まり、今では世界でも有名なUMAになったって訳。
つまり今回の話を一言でいうならダグラス兄弟が考えたオリジナルキャラの剥製がバズったって話?
まぁ今風に言うとそういう事だね。
だから正確にはジャッカロープはUMAでも無いんだけどね。
だから正確にはジャッカロープはUMAでも無いんだけどね。
じゃぁ何てUMAとして語られてんの……?
それは……。
本当にいるかもしれないから……カナ……?
本当にいるかもしれないから……カナ……?
ここまでネタ晴らししておいて、それは無理があるでしょ……。
まとめ
以上がアメリカで有名なキュートなUMA「ジャッカロープ」についてでした。
どうだった?
どうだった?
ちょくちょく写真が載ってたけど、本当に居てもおかしくないぐらい違和感ないわよね。
まぁそのせいでマキエは本当に居るって思っちゃったんだね……。
うっさいわね……。
その話は忘れなさいよ……。
その話は忘れなさいよ……。
でも最近、本当にジャッカロープが現れたっていう話もあったんだよ?
え、それはどういう……?
頭に角のような物が生えたウサギが本当に発見されたんだよ。
まぁ正体は皮膚病にかかって顔が変形していただけだったんだけどね……。
ああー、確かに角にみえなくはないわね。
ちなみに原因はウィルスによるものらしいから注意が必要だったりします。
えっ……。
それも読者のアキさんのリクエストにお応えして「ジャッカロープ」についてご紹介したいと思いまっす!