スウェーデン生まれのUMA「スクヴェイダー」!頭はウサギで胴体はライチョウ!?

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ぐっさん
今回の都市伝説のデーマはズバリ「UMA(未確認動物)」!
それも「頭はウサギで胴体はライチョウ」という信じがたい動物について紹介したいと思いまっす!
マキエ
頭はウサギで胴体が……
マキエ
え?ライチョウ!?
ぐっさん
う、うん……。
どうかした……?
マキエ
ライチョウって実在すんの!?
ぐっさん
え……そっから……?
っていうか実在すんのってどういうこと……?
マキエ
ライチョウって雷獣の仲間で妖怪か何かじゃなかったの……?
ぐっさん
いや、ライチョウはキジの仲間で普通に実在するから……。
マキエ
へー……。
つまり頭はウサギで胴体がキジっていう動物がいると?
ぐっさん
そう。
その名も「スクヴェイダー」!
それじゃさっそく紹介していきまっす!

スウェーデン生まれのUMA「スクヴェイダー」!

ぐっさん
今回紹介するUMAの名前は冒頭でも紹介したとおり「スクヴェイダー」!
20世紀の初めにスウェーデンから世界に広まった未確認動物でっす!
マキエ
スクヴェイダーって何かカッコいいアニメキャラみたいな名前ね。
ぐっさん
あー。確かに。
仮面ライダーシリーズとかにいそうな響きだよね。
マキエ
まぁそれはおいといてスクヴェイダーの写真とかはないの?
ぐっさん
実は剥製があります!
その剥製の写真がコチラ!

マキエ
あ~!かわ……
マキエ
可愛いのカシラ……?
ぐっさん
“カシラ?”って言われても困るんだけど……。
マキエ
なんだろう……。
ウサギの部分は可愛いんだけど、なんか脳が混乱するっていうか違和感が半端ないわね……。
実際にいたらちょっと引くかも……。
ぐっさん
ちなみに、このスクヴェイダーの第一発見者はスウェーデンのスンツゥバルという町に住んでいた「ホーカン・ザネマーク」という男性。
ホーカンがある日、ハンティングに出かけた時に頭はウサギで体がライチョウの動物を仕留めたんだ。
マキエ
ほう。
ぐっさん
そして、その出来事を町の人に報告したところ、スンツゥバルではスクヴェイダーの話が人気爆発。
最終的にはスウェーデンだけじゃなく、世界中で有名なUMAになっていったって訳。
マキエ
へー。
じゃぁこの剥製もホーカンって人が仕留めた時の物なの?
ぐっさん
いや、それは作り物だよ。
プロの剥製師がホーカンの話を元に作った剥製なんだ。
マキエ
あ、そうなんだ。
じゃぁ本物はどうなったの?
ぐっさん
本物は……ぇーと……。
実はいません……。
マキエ
ん?
実際に仕留めたんでしょ?
ぐっさん
そろそろボロが出そうだからネタバレするけど、実は「頭はウサギで胴体がライチョウの動物を仕留めた」っていう話は全部ホーカンの作り話だったんだよ……。
マキエ
は?

ホーカン・ザネマークのジョークで生まれた「スクヴェイダー」

ぐっさん
実はこのスクヴェイダーは世界中でUMAとして語られているんだけど、実は数少ないガセネタと判明しているUMAなんだ。
マキエ
なんでガセネタって判明してるのに、いまだにUMAとして語られてるのよ。
ぐっさん
そこまでは判らないけど、実は元々はホーカンが酒場でジョークとして
「この間、ウサギを狩ったら羽が生えてたんだ!」
みないな話をしたところ、そのジョークがなぜかバカウケ。
ぐっさん
それ以降、スンツゥバルでは嘘の話と理解しつつも、未確認動物として語られていったんだ。
マキエ
じゃぁ、あの剥製は何?
ぐっさん
あの剥製はもともとは絵なんだ。
マキエ
絵?
ぐっさん
実はホーカンのジョークを聞いていた家政婦の甥が、ホーカンの話を元にスクヴェイダーの絵を書いて1907年のホーカンの誕生日にプレゼントしたんだよ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
そしてこの絵はホーカンが亡くなる直前にスンツゥバルにある博物館に寄贈されたんだけど、当時、スンツゥバルで人気者だったスクヴェイダーを展示したかった館長はその絵を元に剥製師に剥製を作ってくれるように依頼。
ぐっさん
そして完成したのがさっきの写真のスクヴェイダーの剥製ってわけさ。
ぐっさん
ちなみに剥製にはノウサギとヨーロッパオオライチョウが使われてるらしいよ。
マキエ
つまり……。
マキエ
ただの酒飲みが口から出まかせ言ってるだけじゃん!
UMAでもなんでもないじゃん!
ぐっさん
まぁ結論からいうとそうなんだけどね……。
ぐっさん
でも、スンツゥバルでスクヴェイダーの人気はすごくてね。
スクヴェイダー用の看板とかスクヴェイダーの名前がついたバスとかちょっとした社会現象にまでなったんだって。

ご当地UMAになった「スクヴェイダー」

ぐっさん
酒場の適当なジョークから生まれたスクヴェイダーだけど、スンツゥバルでは本当に人気でね。
わざわざ「スクヴェイダー注意」の看板が作られたりもしたんだよ。
マキエ
何これ……。
ぐっさん
スクヴェイダー注意の看板。
マキエ
いない動物をどう注意しろっていうのよ……。
ぐっさん
あとスウェーデンのメーデルパッド地方の動物を決める時にまでスクヴェイダーを採用しようって話がでたらしい。
マキエ
動物を決める時って?
ぐっさん
ほら、日本でも都道府県ごとに「都道府県の花」とか「都道府県の鳥」みたいなのがあるでしょ。
それのスウェーデンの動物版だね。
マキエ
ああ。なるほど。
でも実在しない動物を採用するわけにはいかないでしょ……。
ぐっさん
うん。
ちなみに折衷案として頭の部分のユキウサギになったらしい。
マキエ
頭の部分だけ……。
まさしく間を取った折衷案って感じね……。
マキエ
そういえば、さっき車がどうこういってなかった?
ぐっさん
ああ、実はスクヴェイダーバスっていう乗り物も登場してね。
前半分はバスなんだけど、後ろ半分が荷台っていう車。
マキエ
あー。頭と胴体が別々の物って事か。
マキエ
でも、この車ってどういうタイミングで役立つのかしら……。
ぐっさん
さぁ……。
みんなで一緒に畑に出かける時とかかな……。

まとめ

ぐっさん
以上がスウェーデン生まれのUMA「スクヴェイダー」についてでした。
どうだった?
マキエ
どうだったも何もタダの作り話じゃん。
ぐっさん
でも、ただの作り話が全世界を巻き込む話になるなんてすごいと思わない?
マキエ
まぁそれは凄いと思うけど、UMAとして君臨してるのがなんとなく納得いかないわね……。
マキエ
でも、最初は不気味だったけど何回も見てると可愛く見えてきたわね。
ぐっさん
あ、そう?
マキエ
ところでスクヴェイダーって鶏肉なのかしらウサギ肉なのかしら。
ぐっさん
ついさっきまで「可愛い」って言ってた人のセリフじゃないよね……。
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