いくら埋まっているの?
人生3回は遊んで暮らせるわね!?
さらにこの暗号文は未だに解読されていない上、埋蔵金についても発見されていないんだ。
埋蔵金を埋めた謎の男「トマス・J・ビール」
1885年のアメリカで一躍有名となり、今もまだ解読されず発掘もされていないと言われている埋蔵金についての紹介でっす。
アメリカのバージニア州リンチバーグにあるワシントン・ホテルに「トマス・J・ビール」という人物が宿泊に来たところからはじまります。
もしかしてアルコールのビールは関係ない?
まぁ気持ちは分からなくはないけどね。
事件があったのはその2年後で、再びビールはワシントン・ホテルに宿泊に来たそうなんだけど、前より一層日焼けした姿で現れたんだってさ。
箱を託された時点ではモリスはビールから
「中に重要な書類が入っているから預かっておいてくれ」
としか聞かされていなかったそうなんだけど、とりあえずビールの言う通り大事に金庫に入れて保管しておいたんだって。
「箱にはビールとその仲間の財産に関する重要書類が収められている。」
「仲間が一人も戻らない場合、この手紙の日付から10年間は箱を保管してもらいたい。」
「10年の間にビールかビールの仲間が箱の返却を求めない場合、錠前を破壊して箱を開けてもらいたい。」
「箱の中にはモリス宛の手紙と暗号化された文書が入っている。」
「文書は手がかりになるものがなければ解読できない。」
「手がかりはビールが友人に預けてあり、1832年6月以降に送られてくる予定だ。」
という内容だったんだ。
で、どうなったの?
鉄の箱の中から見つかった謎の暗号文
なんかあったのカシラ……。
鉄の箱の中には3枚の暗号化された文章とモリスに宛てたビールの手紙が入っていたんだ。
鉄の箱に納められていた3つの暗号文と手紙
「1818年の3月にサンタフェの街から北に向かって250ないし300マイルほどの所でバッファロー狩りを行っている時に地面に埋もれていた金を発見した。」
「私たちは18ヵ月の間掘り続けて大量の金と、さらにその周囲から銀も発掘し、その後、私たちはリンチバーグを訪れ財宝を隠した。」
「再び私は仲間と合流して採掘を続けるが、何かあった時のために信用できる人物に財宝の隠し場所を書いた暗号文書を預かってもらうこととした。」
「この3枚の暗号文書には、財宝の隠し場所、財宝の内容、財宝の分け前を受け取るべき人物のリストが書かれている」
という内容が書かれていたんだ。
ちなみにビールの手紙と一緒に入っていた暗号文っていうのが、この3枚。
思った以上に暗号化されているわね……。
ただ2枚目の暗号文書は実は解析されているんだ。
解読された2枚目の暗号文
ちなみに解読された内容がこちら。
I have deposited in the county of Bedford, about four miles from Buford’s, in an excavation or vault, six feet below the surface of the ground, the following articles, belonging jointly to the parties whose names are given in number “3,” herewith:
The first deposit consisted of ten hundred and fourteen pounds of gold, and thirty-eight hundred and twelve pounds of silver, deposited Nov. eighteen nineteen. The second was made December, 1821, and consisted of nineteen hundred and seven pounds of gold, and twelve hundred and eighty-eight pounds of silver; also jewels, obtained in St. Louis in exchange for silver to save transportation, and valued at US$13,000.
The above is securely packed in iron pots, with iron covers. The vault is roughly lined with stone, and the vessels rest on solid stone, and are covered with others. Paper number “1” describes the exact locality of the vault, so that no difficulty will be had in finding it.
ビュフォードの店から4マイルほど離れたベットフォード郡の採掘抗で、地面より6フィートほどの深さに以下のものを埋めた。所有すべき者の名を同封の文書3に示す。
最初の埋蔵物は、1014ポンドの金と3812ポンドの銀で、埋蔵の日付は1819年11月である。 第2の埋蔵物は、1821年の12月に埋蔵したもので1907ポンドの金、1288ポンドの銀、そして輸送の安全の為にセントルイスで銀と交換した宝石類1万3000ドル相当である。
上記の金銀宝石類を、いくつかの鉄の容器に入れ、やはり鉄の蓋をした。採掘抗は粗い石垣のようになっているが、容器はしっかりとした石の上に置き、さらに石を積んで覆い隠すようにした。第1の書類には採掘抗の正確な位置を書いておいたので、容易に発見できるだろう。
これを読む限りでは1枚目に財宝を埋めた所、3枚目に仲間の名前が書かれているって感じね。
ちなみに1枚目と3枚目も同じようにアメリカ独立宣言書を使って解読を試みたんだけど解読できなくて、どうやら別の文章が紐づいているようなんだ。
まとめ
どうだった?
こういう一攫千金の話とか夢のある話は好きよ。
実際、暗号の解読を諦めて科学の力で財宝を発見するためにブルドーザーや金属探知機を使ってバージニア中を探索した人もいるみたいだけど、それでも見つからなかったんだってさ。
それも「ビール暗号」と呼ばれる埋蔵金について紹介したいとおもいまっす!