なによ、その社畜でうつ状態になってるサラリーマンみたいな歌のタイトルは……。
あー……。なんとなくマキエの言いたいことはわかるけど、その場合は「暗い月曜日」になるんじゃない?
そういえばそうね。
で、「自殺に追い込む歌」ってどういうこと?
で、「自殺に追い込む歌」ってどういうこと?
この曲は実際に存在している曲なんだけど、なんとこの曲を聞いた人々が次々に自殺するという呪われた歌なんだ。
なんと自殺者の数は100人越え。
なんと自殺者の数は100人越え。
100人!?
流石にそれは話を盛ってるんじゃないの……?
でも気になるでしょ?
それじゃさっそく紹介していきまっす!
それじゃさっそく紹介していきまっす!
自殺者を出し続けた「暗い日曜日」
まずはこの「暗い日曜日」についてなんだけど、この曲は1933年にハンガリーで「シェレシュ・レジェー」という人物に作曲された曲なんだ。
結構古い曲なのね。
いったいどんな曲なの?
いったいどんな曲なの?
曲調はシャンソンなんだけど、タイトル通りかなり暗い雰囲気の曲だよ。
歌詞もかなり暗くて、内容は
「恋人を失った女性が嘆き悲しみ、最後は辛さに耐えきれず自殺を決意する」
って感じ。
歌詞もかなり暗くて、内容は
「恋人を失った女性が嘆き悲しみ、最後は辛さに耐えきれず自殺を決意する」
って感じ。
壮絶に暗いわね……。
うん。
この曲を採用した出版社も
・この曲は悲しいなんていうものじゃない。底なしの絶望を強いるような力がある。
・暗い日曜日はいかなる喜びも与えることはないだろう……。
って評価してたらしい。
この曲を採用した出版社も
・この曲は悲しいなんていうものじゃない。底なしの絶望を強いるような力がある。
・暗い日曜日はいかなる喜びも与えることはないだろう……。
って評価してたらしい。
なんでそんな曲を採用したのかしら……。
“影響力がある”って意味では完璧なのかもね
ちなみにこの曲が作られたきっかけはレジェーの元恋人の自殺。
まだレジェーが有名になる前の話なんだけど、元恋人にもう一度交際してもらうように会いに行ったら服薬自殺していて、その失意と絶望をぶつけたのがこの「暗い日曜日」なんだって。
まだレジェーが有名になる前の話なんだけど、元恋人にもう一度交際してもらうように会いに行ったら服薬自殺していて、その失意と絶望をぶつけたのがこの「暗い日曜日」なんだって。
だからこの曲を聴いて自殺するのは自殺したレジェーの元恋人の呪いじゃないかっていう人もいるみたい。
もうこの時点で怖いわね……
ちなみにレジェー自身も1968年にブダペストで投身自殺しちゃうしね……。
マジで……。
暗い日曜日を聞いて自殺した人々
それじゃ次にこの暗い日曜日を聞いて自殺した人たちについて何だけど、最初にも言ったけど、その数はなんと100人以上。
1936年には英語でカバー曲が作成されたんだけど、そのせいで世界中でこの暗い日曜日を聞いて自殺する人が現れたんだ。
1936年には英語でカバー曲が作成されたんだけど、そのせいで世界中でこの暗い日曜日を聞いて自殺する人が現れたんだ。
カバーされたせいで被害が広がっちゃってるじゃん……。
この暗い日曜日には色々な逸話があるんだけど、有名な所としては
「バーで暗い日曜日をリクエストした客が歌が終わると同時に拳銃で自分の頭を撃ち抜いた」byハンガリー
「自分の部屋でガス自殺した男性の遺書に「自分の葬式には暗い日曜日を演奏してくれ」と書いていた」byニューヨーク
「首吊り自殺した足元に暗い日曜日のレコードが置かれていた」byベルリン
「80歳の老人が暗い日曜日をかけながら7階の窓から飛び降りた」byハンガリー
などなど。
本当に自殺してるのね……。
個人的に一番怖いと感じたのは
「14歳の少女が暗い日曜日のレコードを抱いて入水自殺した」
って事件かな。
「14歳の少女が暗い日曜日のレコードを抱いて入水自殺した」
って事件かな。
ここまで来ると超常現象というより呪いの域に達してるわね……
あと、実は「暗い日曜日」を演奏して意図的に相手を自殺させたとして処刑された人もいます……。
ええぇぇ……
音楽を使った殺し屋「ロシュフ・ゲーム」
この暗い日曜日を暗殺に使って処刑されたのはバイオリンの名手「ロシュフ・ゲーム」
ロシュフはユダヤ人なんだけど、当時のハンガリーはドイツに侵略されていて本当ならばユダヤ人収容所に送られる立場だったの。
でもロシュフはバイオリンの腕をかわれて収容所行きを免除されて、その代わりバイオリンを演奏してナチス親衛隊の慰安して回るよう言われたんだ。
でもロシュフはバイオリンの腕をかわれて収容所行きを免除されて、その代わりバイオリンを演奏してナチス親衛隊の慰安して回るよう言われたんだ。
ふんふん。
しかし、ロシュフが慰安公演を行うたびに親衛隊の自殺が続出。
あまりにも自殺者が増えたんでゲシュタポが調査したところ……。
あまりにも自殺者が増えたんでゲシュタポが調査したところ……。
暗い日曜日を演奏してたってわけか。
そう。
毎回、この暗い日曜日を演奏してユダヤ人の迫害や戦争によって精神がすり減ってる兵士達に更に精神を揺さぶって自殺させようとしてたってわけ。
毎回、この暗い日曜日を演奏してユダヤ人の迫害や戦争によって精神がすり減ってる兵士達に更に精神を揺さぶって自殺させようとしてたってわけ。
ちなみにこの事件の詳細は「エルナリッチユダヤ博物館」っていうところにも今でも残されていて、処刑になったロシュフは最後に
「音楽すらもがユダヤの怒りだと知るがいい。」
という言葉を残したんだって。
「音楽すらもがユダヤの怒りだと知るがいい。」
という言葉を残したんだって。
最初に聞いた時は暗い日曜日を悪用したのかと思ったけど、ユダヤ人たちの必死の抵抗の一つだったのね。
音楽で人を殺したのはロシュフ・ゲームが最初で最後だろうね。
暗い日曜日は本当に人を殺すのか?
それじゃ最後にこの都市伝説の真相について紹介していきまっす。
え、真相があるってことはデマなの?
いや、実際に暗い日曜日に関連するような自殺した人は大勢いるよ。
ただ、それが本当に「暗い日曜日」が原因で自殺したっていう証拠が無いんだよ。
ただ、それが本当に「暗い日曜日」が原因で自殺したっていう証拠が無いんだよ。
ん?
つまりどういうこと?
つまりどういうこと?
さっきも少し話したけど、当時のハンガリーはナチスドイツによる侵略が続いていて、簡単にいうと「自殺する人が大勢いても不思議じゃない時代」だったんだよ。
あー。もともと自殺を考えてた人が偶然に暗い日曜日を持ってたって事?
そう。
ただ、一方で自殺を考えてたけど思い留まってた人が暗い日曜日を聴いて自殺に踏み切ったとも考えられる。
ただ、一方で自殺を考えてたけど思い留まってた人が暗い日曜日を聴いて自殺に踏み切ったとも考えられる。
引き金になっちゃった感じか。
でも、この暗い日曜日が与えた影響は壮絶で、今でもイギリスやハンガリーでは放送禁止の曲として登録されてたりするんだ。
確かに自殺を考えてる人が模倣犯みたいに便乗したらマズいものね
以上が人々を自殺に追いやる暗い日曜日の都市伝説。
かなり不気味な話でしょ?
かなり不気味な話でしょ?
たしかに。
でも、そこまで有名だと一回は聞いてみたくなるわね……。
でも、そこまで有名だと一回は聞いてみたくなるわね……。
あ、ボクは一回聞いたことあるよ。
まじで!
どうだった!?
どうだった!?
ハンガリー語で何言ってるかわかんなかった……
……。
聞いた人々を自殺に追い込む呪われた歌についてでっす!