迷宮入りの未解決事件「悪魔の詩 訳者殺人事件」!一冊の小説が生んだ壮大な悲劇とは!

スポンサーリンク
ぐっさん
今回の都市伝説のテーマは「未解決事件」!
それも数々の謎が残る「悪魔の詩 訳者殺人事件」についてご紹介したいと思いまっす!
マキエ
なんかまるで推理小説のタイトルみたいな事件名ね。
何?悪魔の詩を読んじゃったばっかりに呪われてしまったとかそんな話?
ぐっさん
確かにそんなオカルト的な雰囲気が漂う事件名だけど、今回の話は現実に起きたれっきとした殺人事件だよ。
ただ普通の事件と違うのは本当に悪魔の詩が原因で起きた殺人事件ってところかな。
マキエ
普通の殺人事件なのに悪魔の詩が原因……?
アンタの言ってる意味がよく分かんないんだけど……。
ぐっさん
それは聞いてからのお楽しみ。
それじゃ早速紹介していきまっす!

小説が生んだ悲劇「悪魔の詩訳者殺人事件」


ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介する話は悪魔の詩訳者殺人事件(あくまのうたやくしゃさつじんじけん)。
この事件は「悪魔の詩」というタイトルの小説が原因で起きたといわれている未解決殺人事件でっす。
マキエ
ああ、悪魔の詩って小説のタイトルだったんだ。
ということは、翻訳者が殺された事件って事?
ぐっさん
その通り。
悪魔の詩という小説がどういった物かは後で紹介するとして、まずは事件の全貌を紹介していくね。
ぐっさん
今回の事件が起こったのは1991年の7月11日。
筑波大学で五十嵐一(いがらし ひとし)という助教授が大学内のエレベータホールで首をナイフで切られて殺害されるという事件が起こったんだ。
マキエ
え……。大学内で起こった事件なの……?
ぐっさん
そうだよ。そのせいもあって当時は割と話題になったんだけどね。
ちなみに五十嵐助教授の首は切断寸前ぐらいまで深くかき切られていたらしい……。
マキエ
う……。
ぐっさん
そして大学構内で起こった事件にもかかわらず、犯人は特定できず2006年7月11日に公訴時効が成立して迷宮入りの未解決事件となってしまうんだ。
ただ、五十嵐助教授が殺された原因だけははっきりしていて、その理由は「悪魔の詩を翻訳したから」なんだ……。
マキエ
悪魔の詩を翻訳したから……?

諸悪の根源となった小説「悪魔の詩」


ぐっさん
それじゃ次に小説である悪魔の詩が一体何なのかを紹介していくね。
ぐっさん
今回、話のメインになりつつある悪魔の詩は1988年にイギリスの作家「サルマン・ラシュディ」が発表した小説で、原題は「The Satanic Verses」という、ムハンマドをテーマにした小説なんだ。
マキエ
ムハンマドって、あのイスラム教の開祖の?
ぐっさん
そうそう。
そのムハンマドの生涯を描いた作品って感じかな。
マキエ
ふーん。
ぐっさん
ただ、この悪魔の詩はムハンマドをテーマにしつつもイスラム教を批判するような内容もいくつか含まれていたんだよ。
マキエ
というと?
ぐっさん
まぁ簡単にいうと小説内でイスラム教の聖典であるコーランを遠回しに否定したって感じかな。
マキエ
あー……。コーランを侮辱したらそりゃイスラム教徒の人たちは怒るでしょうね……。
ぐっさん
あともっと酷いのが、ムハンマドには12人の奥さんがいたんだけど、小説内には奥さん達とまったく同じ名前の12人の売春婦が登場したりもしてる。
マキエ
げ……。それは酷いわね……。
イスラム教の人たちが聞いたらブチキレそうな内容ね……。
ぐっさん
その通り……。
実は実際にイスラム教の人達がブチ切れたんだよ……。
マキエ
え……。

イラン・イスラム共和国がラシュディの処刑を宣言

ぐっさん
出版当初から色んな意味で話題となった悪魔の詩なんだけど、出版された1988年の10月にはインドが悪魔の詩を禁書として認定し発売禁止となったんだ。
マキエ
あー……。
まぁ仕方ないとえいば仕方ないのかしら……。
ぐっさん
そして発売禁止になる程度で済めばよかったんだけど、翌年の1989年の2月には当時イラン・イスラム共和国の最高指導者だったルーホッラー・ホメイニーが作者のラシュディと出版に関わった人物全員に対し死刑宣告を行ったんだ……。
マキエ
え……?
どういう事……?
ぐっさん
そのままの意味だよ……。
まぁ簡単にいうと作者のラシュディ及び出版に関わった人物がテロのターゲットに認定されて、さらに日本円にして約3億6千万円の懸賞金が掛けられたんだ……。
マキエ
滅茶苦茶大事になってんじゃん……。
というかそんな事できるの……?
ぐっさん
それができちゃうんだよ……。
イスラム法では「ファトワー」と呼ばれる勧告があって、法的拘束力は無いんだけど殆ど法律と同じぐらいに取り扱われるという仕組みがあるんだ。
マキエ
へー。
ぐっさん
ちなみにファトワーはムフティーと呼ばれる一部の人物しか発令できなくなっているんだけど、撤回についても発令した本人しかできない仕組みになっていて、今回のラシュディ暗殺を勧告したルーホッラー・ホメイニーはファトワー発令後に心臓発作で死亡。
ぐっさん
なんとラシュディ暗殺は撤回できないまま未来永劫有効な勧告として残る事となってしまったんだ。
マキエ
げ……。
ぐっさん
そして今回の事件が原因でイランとイギリスは国交を断絶
そして作者のラシュディは警察の保護化での生活を余儀なくされてしまったんだ。
マキエ
ふーん。
でも狙われているのは著者のラシュディだけなんでしょ?
日本で起きた事件と何か関係があるの?
ぐっさん
ありまくるよ……。
さっきも言った通りターゲットはラシュディと出版に関わった人物全員なんだ……。
マキエ
あ、じゃぁもしかして五十嵐助教授も出版に関わった人物とみなされたって事……?
ぐっさん
その可能性が高いね……。
実際、イタリアのミラノでは翻訳者が全身ナイフで刺されたり、トルコでは翻訳者が開いた集会を襲撃されて37人が死亡したり、日本だけでなく世界各国で翻訳者が殺されるという事態が発生しているんだ……。
ぐっさん
一部では悪魔の詩に関わった人物を殺害する専門の暗殺団まで結成されたっていう噂だしね……。
マキエ
たかが小説一つでそこまで大事になるなんて……。

悪魔の詩訳者殺人事件に残された謎

ぐっさん
そして最後は悪魔の詩訳者殺人事件で残された謎についてなんだけど、実は警察は犯人を特定できていたと言われているんだ。
マキエ
へ?
そうなの?
ぐっさん
うん。
ちなみに容疑者として挙がっていたのは筑波大学に短期留学していたバングラデシュ人の学生。
その学生は事件があった日の午後、逃げるかのように日本からバングラデシュに帰国しているという所まで掴んでいたんだ。
マキエ
あれ?
でもたしか殺人犯が海外に逃げた場合って時効が成立しないんじゃなかったっけ。
ぐっさん
お、よく知ってるね。
マキエ
名探偵コナンで読んだ。
ぐっさん
意外なところで意外な名前が出てきたな……。
ぐっさん
まぁ実際その通りなんだけど、日本は何故か時効を成立させちゃってるんだよ。
マキエ
なんで?
ぐっさん
一応建前としてはバングラデシュ人の学生が犯人だという証拠がないって事になってる。
だけど、本当のところは日本とイスラム国との関係悪化を避けるための処置だとも言われているね。
マキエ
あー……。
ぐっさん
もし今回の事件がイスラム教徒による殺害なら、これはれっきとした国際テロだからね。
かなり大事になってしまうんだよ。
ぐっさん
更に被害者の五十嵐助教授も命が狙われている事をなんとなく感じ取っていたみたいで、五十嵐助教授の机の中からフランス語で「階段の裏で殺される」というメモも発見されていたりもする。
そして五十嵐助教授が殺されたのは7階のエレベーターホール前だったりもする……。
マキエ
なんか実際に殺害予告でも受けたようなメモね……。

まとめ

ぐっさん
以上が未解決で迷宮入りとなった「悪魔の詩 訳者殺人事件」でした。
どうだった?
マキエ
うーん……。
宗教って怖い……。
ぐっさん
結論をそこに持っていくのはどうかとおもうけど、確かに今回の事件はそう感じるところが多い話ではあるね。
マキエ
でも偏見かもしれないけどイスラム教の人たちって特に怖いイメージがあるんだけど……。
ぐっさん
まぁイスラム教自体が他の宗教に対して排他的な一面が多いからね。
実際、教祖のムハンマド本人が軍事指導者だったこともあって当初から暗殺とか異教徒狩りの命令を出していたりするたみたいだし、イスラム教は元々そういう宗教なのかもしれないね。
マキエ
やっぱり宗教って怖い……。
スポンサーリンク

11 件のコメント

  • 宗教が絡んだ事件は、根が深いので恐ろしいですね。
    大昔から現在まで残っている宗教は、生き残るために、いろんな手段を用いる必要があったのかもしれませんが、近年つくられたジョークまじりの宗教達の方が平和的に思えます。

    • 世良さんこんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
      >>ジョークまじりの宗教達の方が平和的に思えます。
      おっしゃる通りですね。
      ほとんどの宗教自体は良い事を書いてあるんですが、結局は信仰する人達次第なんでしょうね。

  • 悪魔の詩に関わったとされた人物は、
    五十嵐教授含めて何人かは暗殺者の手に掛かったものの、
    当のサルマン本人は、イギリス警察の保護下で存命していますが、五十嵐教授も当時警察の護衛を付けるという話もあったようですが、本人が固辞したとか。

    • とほりすがりさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>五十嵐教授も当時警察の護衛を付けるという話もあったようですが、本人が固辞したとか。
      らしいですね。五十嵐助教授なりのポリシーなのか、それとも平和な日本では大丈夫だと考えていたのか……。
      今では知るすべはありませんが、ご冥福を祈るばかりです。

  • 何もイスラム教だけが極端に排他的なわけではないですよ。
    キリスト教にも十字軍とかありましたし、どんな宗教にも過激な原理主義者は居ます。
    それよりも、自分は正しいと思って過激な行動に出てしまう人のほうが怖いです。
    しかも、そのような行動を大勢の人間が共感し、共感を受けてしまえばそれが絶対的な正義であり事実という昨今の風潮も疑問視しています。
    今の社会を見ていると、正義(信念)と悪(エゴ)は紙一重なんじゃないかとも思えてきますね。

    • SHAZAMさん、こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
      おっしゃる通りですね。
      世良さんへの返信にも書きましたが私も結局は「信仰する人次第」だと考えています。
      あまり深い知識はありませんがキリスト教にしろイスラム教にしろ仏教にしろ、宗教自体は全て良い事を言っていると思います。

    • さつきさん、こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
      >>過激派って煽り耐性が異常に低い
      そういえばそうですね。さらにそういう過激派の人たちは宗教の教えを自分達の都合のいいように解釈している場合も多い気がします。

    • コーギーさん、こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
      >>ケンカ両成敗って言いたいですけどね、、、
      そうですね。ただボク的には流石に処刑宣告はやり過ぎだと思っています。
      ただ、作者のサルマン・ラシュディは元イスラム教徒だったようなので、さらに拍車がかかったのかもしれませんね。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。