

いうことで?

ボクの恐怖体験を紹介しようと思います。

え……?なにそれ……。
もっとこう、平成で大ブームになった都市伝説の話とか無いの……?
もっとこう、平成で大ブームになった都市伝説の話とか無いの……?

ボクも最初はそう考えていたんだけど、個人的に好きな話はもう殆ど紹介しちゃったし、こんな機会でも無い限り自分の話をするタイミングなんて無いから丁度いいかなって。

えぇ~……。まぁいいか……。
で、どんな感じの話なの?
で、どんな感じの話なの?

一言で言うなら
「山で首吊り自殺の死体を見つけて、しばらくの間目と足に追いかけられる夢を見続けた」って話。
「山で首吊り自殺の死体を見つけて、しばらくの間目と足に追いかけられる夢を見続けた」って話。

……。

え、割とガチなやつ……?

残念ながら割と……。
実は若干トラウマになっているからあまり思い出したくないんだけど、まぁ克服する意味も込めて紹介していきたいと思ってたりします……。
実は若干トラウマになっているからあまり思い出したくないんだけど、まぁ克服する意味も込めて紹介していきたいと思ってたりします……。

それじゃ早速紹介していきまっす!。

なんか“人に話して自分は楽になろう”って言っているようにも聞こえるんだけど……?
中身入りの靴と見下してくる死体

それじゃ改めて今回紹介するのはボクが体験した恐怖体験について。
ボクは関西在住で冬の間は知り合いの林業を手伝うために山に入ることが多いんだけど、今回の話も関西のとある山で起こった出来事の話です。
ボクは関西在住で冬の間は知り合いの林業を手伝うために山に入ることが多いんだけど、今回の話も関西のとある山で起こった出来事の話です。

そもそも、いつぐらいに起きた話?

今から数年前とだけ言っておこうかな。
実際にあった話だから、あんまり正確に答えちゃうと関係者まで迷惑を掛けちゃいそうだし、そのへんはフワッとさせといて。
実際にあった話だから、あんまり正確に答えちゃうと関係者まで迷惑を掛けちゃいそうだし、そのへんはフワッとさせといて。

ふーん。

で、この日ボクは知り合いの林業の手伝いに出ていて、午前中は特に何事も無く作業は完了したんだ。
あ、ちなみにその知り合いっていうのは80歳近いおじいさんで、力仕事の部分だけをボクが代わりに手伝うって感じだったの。
あ、ちなみにその知り合いっていうのは80歳近いおじいさんで、力仕事の部分だけをボクが代わりに手伝うって感じだったの。

ふんふん。

そして事件が起こったのは午後。
午前中とは別の山へ作業に向かったんだけど、その次の目的地は山の麓に車を止めて徒歩で20分~30分ほど登った辺鄙な所にあったんだ。
午前中とは別の山へ作業に向かったんだけど、その次の目的地は山の麓に車を止めて徒歩で20分~30分ほど登った辺鄙な所にあったんだ。

かなり山奥ね……。
というか80歳のおじいさんが30分も山登りって大丈夫……?
というか80歳のおじいさんが30分も山登りって大丈夫……?

流石に力仕事は無理だけど、山を登っていくのは凄く早いよ。
やっぱり肉体労働をずっと続けている人の筋力やスタミナは凄いよ。
やっぱり肉体労働をずっと続けている人の筋力やスタミナは凄いよ。

へー。

で、山の麓に車を止めて知り合いと一緒に目的地に向かって山を登り始めた最中に、ふと何処からともなく変な臭いが漂ってきたんだよ。

変な臭い……?

ボクがその臭いをかいで最初に連想したのはスルメかな。

その臭いが例のアレの臭いなんでしょうけど、後でスルメが食べられなくなりそうだから食べ物で例えるのはヤメて……。

で、まぁ人が普段入らないような山の中にスルメなんて有るわけ無い。
ただ、鹿やイノシシみたいな割と大きな動物が死んでいても似たような臭いを出す事があるから、この時は特に気にも留めていなかったんだ。
ただ、鹿やイノシシみたいな割と大きな動物が死んでいても似たような臭いを出す事があるから、この時は特に気にも留めていなかったんだ。

え、動物の死体ってスルメの臭いがするの……?

まぁあくまでボクがそう感じただけだけどね。

そしてそのまま目的地に向かって歩いていると、今度は割と小綺麗な靴が片方だけ落ちていたんだ。

靴……。

まぁ靴っていっても長靴のような作業するときに履く、ブーツみたいな靴だったけどね。

で、ボクが「なんでこんな所に、こんな小綺麗な靴があるんだろう」と思っていると、ボクより前を歩いていた知り合いが、もう片方の靴を見つけていて、ボクにこう話しかけてきたんだ。

「おい。こっちは中身が入っとるぞ。」
ってね……。
ってね……。

中身……。

最初、その台詞を聞いた時はどういう意味かわからなかったけど、すぐにその中身というのが人間の足だと言うことが分かって全身に鳥肌が立ったのを覚えているよ。

いやいやいや……。
普通、人間の足が入った靴なんて見つけたら、そんな冷静にいられないでしょ……。
普通、人間の足が入った靴なんて見つけたら、そんな冷静にいられないでしょ……。

まぁボクだったら確実にパニックになっていただろうね。
でも、その知り合いが高齢で肝が据わっているってのもあると思うけど、今思うと割と小慣れていた感じがあったから、以前に似たような事を体験していたのかもね。
でも、その知り合いが高齢で肝が据わっているってのもあると思うけど、今思うと割と小慣れていた感じがあったから、以前に似たような事を体験していたのかもね。

あー……。なるほど……。

でも、そういうのって慣れるものなのかしら……。

さぁ……?

で、中身の入った靴を見つけた知り合いは次に辺りを確認しはじめて「あれか……。」と呟くと道を逸れて木々の中へ進んでいったんだ。

ちなみに放置状態のボクはどうしていいかわからなかったから、とりあえず知り合いの後を付いて行ったんだけど、そこにはギョロ目で、まるでボクたちを見下しているような片足がちぎれた首つり死体がぶら下がっていたんだよ……。

うわぁ……。
かなりビビったんじゃない……?
かなりビビったんじゃない……?

んー。ただ中身の入った靴があった時点で予想は出来ていたから悲鳴を上げるほどじゃなかったかな。
ただびっくりしたのはびっくりしたけどね。
ただびっくりしたのはびっくりしたけどね。

でも、知り合いの方は最初からずっと冷静で死体を見つけた後も冷静に
「今日(の仕事)はこれで仕舞いじゃ。(山を)下るぞ。」
と言い放ってすぐに山を下り始めたんだ。
「今日(の仕事)はこれで仕舞いじゃ。(山を)下るぞ。」
と言い放ってすぐに山を下り始めたんだ。

え、警察に連絡は……?

ボクもそう思ったけど、ここら辺は電波が届かなくてね。
警察に連絡するために山に降りる必要があったんだよ。
警察に連絡するために山に降りる必要があったんだよ。

ああ、なるほどね。

で、また20分ぐらいかけて山を下りて警察に連絡。
そして連絡してから数十分後に警察が到着したんだけど、その頃には真冬だった事もあって徐々に日が暮れ始めていたんだ。
そして連絡してから数十分後に警察が到着したんだけど、その頃には真冬だった事もあって徐々に日が暮れ始めていたんだ。

ふんふん。

で、この時、ボクは警察に事情を話して後は全て任せる事ができると思っていたんだけど、残念ながらそうはいかなかった……。

え、どして?

死体を発見した場所は山中だから目印も何も無い……。
だから今度は警察官達を案内するために再び山を登る必要があったんだよ……。
だから今度は警察官達を案内するために再び山を登る必要があったんだよ……。

うわぁ……。

で、警察官達に事情を話している内にどんどん日は落ちて、再び山を登り始めたのは4時頃。
ちなみに植林されている山って夕方になると日光がほとんど入らないし、街灯なんて当然無いわけで、今度はまるで肝試しのように暗い山道を懐中電灯で照らしながら登る羽目になったんだよ。
ちなみに植林されている山って夕方になると日光がほとんど入らないし、街灯なんて当然無いわけで、今度はまるで肝試しのように暗い山道を懐中電灯で照らしながら登る羽目になったんだよ。

ホント、まるで肝試しね……。

肝試しはちゃんとしたゴールがあるからいいよね……。
2回目に登る時は同じ風景のはずなのに、まったく風景が違って見えた記憶があるよ……。
2回目に登る時は同じ風景のはずなのに、まったく風景が違って見えた記憶があるよ……。

で、再び遺体のそばまで到着。
その頃にはすっかり日も落ちて懐中電灯がないと殆ど見えなくなっていたから遺体を照らす必要があったんだけど、ここで再びボクは鳥肌が立つ思いをする事になるんだ。
その頃にはすっかり日も落ちて懐中電灯がないと殆ど見えなくなっていたから遺体を照らす必要があったんだけど、ここで再びボクは鳥肌が立つ思いをする事になるんだ。

ん?
何かあったの?
何かあったの?

最初ボク達を見下していたギョロッとした目玉が無くなっていたんだよ……。

え……。

しかも、最初に見つけた中身入りの靴も知り合いが遺体のそばに置いておいたはずなのにそれも無くなっていたんだよ……。

んん~……。野生生物とかカラスの仕業かしら……?

まぁ普通に考えたらそうなんだろうけど、山を下りて再び戻ってくるまでに両目とも無くなったりするかな……?

それか暗くて見落としたとか?
というか、そもそも本当にそうだったの?
というか、そもそも本当にそうだったの?

そういわれると正直、この辺の記憶は曖昧なんだよね……。
ただ覚えているのは最初に大きく見開いた、というか飛び出た目で見下されていたという記憶と、二回目に見た時は目玉があるところには真っ黒な穴が空いていたっていう記憶だけなんだ……。
ただ覚えているのは最初に大きく見開いた、というか飛び出た目で見下されていたという記憶と、二回目に見た時は目玉があるところには真っ黒な穴が空いていたっていう記憶だけなんだ……。

で、その後は当然警察の仕事で事情聴取とかもすべて知り合いが引き受けてくれて、家に帰ったんだけど今回の出来事があって以降、おかしな夢を見る様になったんだ。
事件後に見続けた奇妙な夢

で、そのおかしな夢ってのは一体何なの?
それが最初に言ってた目玉と足に追いかけられるっていう夢?
それが最初に言ってた目玉と足に追いかけられるっていう夢?

そう。
その夢って言うのがギョロリとした目玉だけがボクの上空に現れて見下すように浮いている夢。
その夢って言うのがギョロリとした目玉だけがボクの上空に現れて見下すように浮いている夢。

ちなみに目玉の下の方には片方の足だけがあって、まるで透明の人間がいて目玉と片足だけが透明になれていないみたいだったよ。

それってアンタが無くなったって言ってた部分よね……。

そう。
まぁインパクトが強すぎてそこの部分だけがトラウマになっていただけかもしれないけどね。
まぁインパクトが強すぎてそこの部分だけがトラウマになっていただけかもしれないけどね。

で、ボクは夢の中で怖くなって逃げるんだけどいつまでたっても追いかけてくる。
今思うとボクが逃げれてなかっただけかもしれないけど、逃げながら振り向いても目玉は常に同じ距離にいる。
そんな夢を一週間ぐらいずっと見続けたんだよ。
今思うとボクが逃げれてなかっただけかもしれないけど、逃げながら振り向いても目玉は常に同じ距離にいる。
そんな夢を一週間ぐらいずっと見続けたんだよ。

逃げる系の夢って基本的に悪夢よね……。

で?それからどうなるの?

いや、それだけ。
同じ夢を一週間ぐらい見続けたらピタッとやんでそれ以降は見なくなったんだ。
同じ夢を一週間ぐらい見続けたらピタッとやんでそれ以降は見なくなったんだ。

あ、そうなの?
なんか呪いっていうかトラウマが原因っぽいような夢ねぇ。
なんか呪いっていうかトラウマが原因っぽいような夢ねぇ。

まぁどっちにしろたまったもんじゃなかったけどね……。
ちなみにこの事を知り合いに伝えたら「あれはそういうもんじゃ。引っ張られるなよ。」と分かるようで分からないようなセリフが返ってきたよ。
ちなみにこの事を知り合いに伝えたら「あれはそういうもんじゃ。引っ張られるなよ。」と分かるようで分からないようなセリフが返ってきたよ。

トラウマを“引きずる”ならともかく“引っ張られるな”ってどういう意味なのかしら。

さぁ。
ボクもどういう意味か聞いてみたんだけど「この話はこれで終いじゃ。」って言って、それ以上の事は何も教えてくれなかったよ。
ボクもどういう意味か聞いてみたんだけど「この話はこれで終いじゃ。」って言って、それ以上の事は何も教えてくれなかったよ。
まとめ

以上がボクが直々に体験した恐怖体験でした。
どうだった?
どうだった?

なんか後味わるぅ……。
というか、なんで平成の最後の最後でこんな話を聞かされなきゃいけないのよ……。
個人的には人が幸せになる奇跡の話とか聞きたかったわ……。
というか、なんで平成の最後の最後でこんな話を聞かされなきゃいけないのよ……。
個人的には人が幸せになる奇跡の話とか聞きたかったわ……。

まぁまぁそういわず。

そういえば、その遺体はその後どうなったの?

ああ、その日の夜か次の日の朝には身元は判別したみたい。
事後処理は知り合いが対応してくれていたから詳しくは知らないけれど、聞いた話だと近隣住民の一人で特に事件性もなく自殺として処理されたらしいよ。
事後処理は知り合いが対応してくれていたから詳しくは知らないけれど、聞いた話だと近隣住民の一人で特に事件性もなく自殺として処理されたらしいよ。

ふーん。

でも、こうやってトラウマになっている事を誰かに話してみるってのもいいもんだね。
この話は誰にもした事なかったし、ましてやここで取り上げるなんて思ってもみなかったけど少し気が軽くなった気がするよ。
この話は誰にもした事なかったし、ましてやここで取り上げるなんて思ってもみなかったけど少し気が軽くなった気がするよ。

私は知らなくていい話を聞かされて少し気が重くなったけどね……。
それも平成最後の記事ということで……。