自殺ゲームって聞くと、前に聞いた「青い鯨」を思い出すわね……。
あれはロクでもない話だったわね……。
あれはロクでもない話だったわね……。
あー、確かに……。
SNSの闇を見たって感じの話だったね。
SNSの闇を見たって感じの話だったね。
で、今回のMONOチャレンジっていうのは?
MONOじゃなくてMOMOね……。
MONOだと消しゴムになっちゃうから……。
MONOだと消しゴムになっちゃうから……。
……。
細かいわね。男のくせに……。
細かいわね。男のくせに……。
いや、重要な事でしょ……。
まぁそれはいいとして、今回のMOMOチャレンジというのはTwitterやFacebookみたいなSNSで広まった話なんだけど
「MOMOという謎の存在が子供達を自殺するように仕向けている。」
っていう話なんだ。
「MOMOという謎の存在が子供達を自殺するように仕向けている。」
っていう話なんだ。
……。
前回の青の鯨と同じようにロクな話じゃなさそうね……。
前回の青の鯨と同じようにロクな話じゃなさそうね……。
まぁロクな話ではない事は確かだね。
それじゃさっそく紹介していきまっす!
それじゃさっそく紹介していきまっす!
2018年に急速に広まった自殺ゲーム「MOMOチャレンジ」
それじゃ改めて今回紹介するのは「MOMOチャレンジ」について。
このMOMOチャレンジというのは2018年の夏頃からSNS上で広まった都市伝説のような話で
「MOMOという謎の人物から送られてくる命令を実行している内に、最終的には自殺してしまう。」
という話なんだ。
このMOMOチャレンジというのは2018年の夏頃からSNS上で広まった都市伝説のような話で
「MOMOという謎の人物から送られてくる命令を実行している内に、最終的には自殺してしまう。」
という話なんだ。
ふんふん。
ちなみに一番最初に確認されたのは『WhatsApp』というメッセージアプリ内で、そこで書かれた内容が全世界中に飛び火したと考えられているみたい。
こういう話って火が付いたら本当に一瞬で広がるわよね。
そだね。
ちなみにこういった「子供が自殺する」っていう類の話は大人が過剰に反応するから拡散されやすいらしいよ。
ちなみにこういった「子供が自殺する」っていう類の話は大人が過剰に反応するから拡散されやすいらしいよ。
あー。なるほどね。
そして、このMOMOチャレンジはYouTubeの広告やスマフォアプリの広告に潜んでいて、WhatsAppをインストールするように言ってくるんだけど、その指示通りアプリをインストールしてしまうと、MOMOという謎のキャラクターから恐ろしい画像と命令が送られてくるんだって。
画像と命令?
うん。
ちなみにMOMOチャレンジでは色んなグロテスクやホラーな画像が送られてくるらしいんだけど、一番有名な画像がコチラ。
ちなみにMOMOチャレンジでは色んなグロテスクやホラーな画像が送られてくるらしいんだけど、一番有名な画像がコチラ。
あっ……。怖っ……。
ボクも一番最初に見た時はゾクッっとしたね……。
そしてホラー系の画像と一緒に「ナイフを首に当てろ」とか「自分の体を焼け」とかいう命令が送られてくるんだって。
ちなみに命令に従わない場合は「お前を呪い殺す」とか「お前の家まで行く」という脅し文句付き。
ちなみに命令に従わない場合は「お前を呪い殺す」とか「お前の家まで行く」という脅し文句付き。
うーん……。
普通ならそんなメッセージを送られて来ても鼻で笑って無視するんでしょうけど、ちょっと怖いわね。
普通ならそんなメッセージを送られて来ても鼻で笑って無視するんでしょうけど、ちょっと怖いわね。
さらにこのMOMOチャレンジが流行り始めたすぐ後に12歳の女の子が自殺したという話も流れ始めるんだ。
え……。
アルゼンチンに住む少女が本当に自殺……?
このMOMOチャレンジが大流行して様々なメディアに取り上げられるきっかけとなったのが一人の少女が自殺したという事件。
アルゼンチンのブエノスアイレスに住む12歳の女の子が庭の木で首を吊っているのが発見されたというニュースが流れたんだ。
アルゼンチンのブエノスアイレスに住む12歳の女の子が庭の木で首を吊っているのが発見されたというニュースが流れたんだ。
それが、MOMOチャレンジのせいだっていうの?
うん。
なんでも首を吊った少女の足元にはスマートフォンが落ちていたそうなんだけど、そのスマートフォンには少女が自分で首にロープを装着している様子が撮影されていた上に、「ロープで首を絞めろ」というメッセージも残っていたんだって……。
なんでも首を吊った少女の足元にはスマートフォンが落ちていたそうなんだけど、そのスマートフォンには少女が自分で首にロープを装着している様子が撮影されていた上に、「ロープで首を絞めろ」というメッセージも残っていたんだって……。
つまり、その女の子はMOMOの命令に逆らえずに自殺しちゃったって事……?
そういう事だね。
そしてこの事件がきっかけとなって大人達が子供にMOMOチャレンジへ手を出さないよう対策を始めたところ、逆にブームになりすぎて世界中になっちゃったってわけ。
そしてこの事件がきっかけとなって大人達が子供にMOMOチャレンジへ手を出さないよう対策を始めたところ、逆にブームになりすぎて世界中になっちゃったってわけ。
あー。世間が過剰に反応しちゃったって事か……。
騒動から約半年後、ようやく真相が明らかに
それじゃ最後に今回のMOMOチャレンジの真相について触れておきたいと思います。
真相?
あ、あの不気味な写真の正体とか?
あ、あの不気味な写真の正体とか?
それもあるけど、実はMOMOチャレンジの話自体が作り話だったんだよ。
……ん?
え、どの辺から……?
え、どの辺から……?
いや、全部。
MOMOチャレンジと呼ばれる自殺ゲームは存在しないし、YouTubeやTwitterで広告なんて無いし、WhatsApp上でメッセージが送られてくるという事もない。
MOMOチャレンジと呼ばれる自殺ゲームは存在しないし、YouTubeやTwitterで広告なんて無いし、WhatsApp上でメッセージが送られてくるという事もない。
最初っから全部デマじゃん!
だからそう言ってるでしょ……。
え、じゃぁアルゼンチンの女の子が自殺したっていうのは?
その話も作り話。
海外のニュースメディアが真相究明に乗り出してアルゼンチンの警察に問い合わせも行ったみたいだけど、そんな事実は無かったそうだよ。
海外のニュースメディアが真相究明に乗り出してアルゼンチンの警察に問い合わせも行ったみたいだけど、そんな事実は無かったそうだよ。
つまり誰かが作ったくだらないうわさ話に世界中が騙されて踊らされたって事か……。
そういう事だね。
ただ、海外のメディアで大々的に取り上げられて社会問題に発展したってのは本当だよ。
ただ、海外のメディアで大々的に取り上げられて社会問題に発展したってのは本当だよ。
そういえば、あの怖い女の人の写真はなんだったの?
あの写真というか作品は実は日本で作られたものでね。
日本の造形作家である相蘇敬介さんがつくった作品なんだ。
日本の造形作家である相蘇敬介さんがつくった作品なんだ。
ちなみに妊娠中に死亡した女性の成れの果てといわれている「姑獲鳥」という妖怪を参考にして作った作品なんだって。
そうなんだ……。
それにしても、なかなかクオリティが高いわね……。
それにしても、なかなかクオリティが高いわね……。
でもなんで、日本の造形作家さんの作品がMOMOチャレンジで使われているの?
結論からいうと、無断使用かな。
MOMOチャレンジを作った誰かが偶然たまたまインパクトのある相蘇先生の作品を見つけて無断で勝手に使ったみたいだね。
MOMOチャレンジを作った誰かが偶然たまたまインパクトのある相蘇先生の作品を見つけて無断で勝手に使ったみたいだね。
マジで……。
ちなみにMOMOチャレンジが流行っていたピーク時は相蘇先生のところに誹謗中傷のメールが大量に送られてきたんだってさ……。
自分の作品を勝手に使われた上に身に覚えのない批判をうけるなんて辛すぎでしょ……。
そう考えると、今回の一番の被害者は相蘇先生なのかもしれないね。
あと、この作品は既に破棄されているそうだよ。
あと、この作品は既に破棄されているそうだよ。
え……。今回の騒動を受けて破棄せざるを得なくなったとか……?
それもあるんだろうけど、単純に腐ってきたってのもあるみたい。
腐る……?
……これ、何で出来ているの……?
……これ、何で出来ているの……?
さぁ……。
まとめ
以上が恐怖の自殺ゲーム「MOMOチャレンジ」についてでした。
どうだった?
どうだった?
んー……。
ホラー系の話で「呪われて死ぬ」っていうオチの話は沢山あるけれど、こういう自殺系のゲームの話ってオカルトとかホラーの話とは違って「怖い」というか「嫌な気分になる」って感じであまり好きじゃないわね……。
なんでなのかしら……。
ホラー系の話で「呪われて死ぬ」っていうオチの話は沢山あるけれど、こういう自殺系のゲームの話ってオカルトとかホラーの話とは違って「怖い」というか「嫌な気分になる」って感じであまり好きじゃないわね……。
なんでなのかしら……。
それはやっぱり何も知らない子供たちをターゲットにしていたり、作り手側の悪意があるからじゃないかな。
今回の件も相蘇先生という被害者もいるわけで。
今回の件も相蘇先生という被害者もいるわけで。
なるほどね。
ただ、相蘇さんの作品がインパクトありすぎて、話自体があんまり頭に残って無いんだけど……。
あー、確かに……。
あの作品はほんとインパクトあるよね……。
あの作品はほんとインパクトあるよね……。
ちなみに今ではMOMOをイメージキャラクターとしたホラーゲームとかが作り始められているみたいだね。
意外なところで意外な反響が……。
それも読者のガムごはんさんから教えていただいた「MOMOチャレンジ」についてご紹介したいと思いまっす!