様々な謎が残る「人体発火現象」!現場に残るのは被害者の両足だけ!?

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ぐっさん
今回紹介する都市伝説のテーマは「超常現象」!
それも誰もが一度は聞いたことがある「人体発火現象」についてご紹介したいと思います!
マキエ
あー。はいはい。さすがに私も何度か聞いたことがあるわね。
火の気の無いところで急に人が燃え始めるって奴でしょ?
ぐっさん
そうそう。
マキエ
スマホからの発火が原因で。
ぐっさん
いや、それは違う……。
それはただの事故だから……。
マキエ
冗談よ……。
ぐっさん
マキエが言うと冗談に聞こえないんだよね……。
マキエ
で?
割とメジャーな超常現象だけど面白い話があったりするの?
ぐっさん
人体発火現象という名前は有名だけど、意外と実際に起きた事件について知っている人は少ないみたいでね。
今回は実際に起きた事件と、未だに解明されていない謎について紹介していこうと思うんだ。
マキエ
え、人体発火現象って本当に起こるの……?
ぐっさん
本当に起きたから事件になっているんじゃないか。
それじゃ早速紹介していきまっす!

未だに数々の謎が残る「人体発火現象」


ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介する都市伝説は「人体発火現象」!
人間の体が突然燃え出すという怪奇現象についてでっす。
ぐっさん
人体発火現象は正確には「人体自然発火現象」と呼ばれていて、海外では「SHC」という愛称で呼ばれています。
マキエ
SHC?
ぐっさん
うん。
自然人体発火現象を英語でいうと「Spontaneous Human Combustion」と言うんだけど、その頭文字を取ったものだね。
ぐっさん
そして人体自然発火現象が世間に広く知れ渡ったのは1745年。
アメリカの記者である「ポール・ロッリ」という人物が自然人体発火の事をイギリスの学術論文誌に投稿した事がきっかけなんだ。
マキエ
え?自然人体発火ってもっとオカルト的な話じゃないの?
ぐっさん
いや、自然人体発火は原因不明な科学現象といったほうが近いかな。
例として世界で有名な3つの人体発火現象について紹介してくね。

ケース①「ジョン・アーヴィング・ベントリー」のケース

ぐっさん
人体自然発火現象を紹介する上で必ず出てくるのが1966年の12月5日にジョン・アーヴィング・ベントリーの身に起こったケース。
ベントリーは92歳の元医者のお爺さんなんだけど、この日ベントリーが住むビルにガスメーターの点検作業員である「ドン・ゴスネル」という人物が訪ねてきたんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
で、ゴスネルはガスメーターのある地下に入っていったんだけど地下には煙と異臭が漂って、何か異変が起きていると察知したゴスネルは煙が出ている部屋を突き止めて突入する。
ぐっさん
するとそこには焦げたバスタブとマネキンのような2本の人間の足が転がっていたんだ

マキエ
え、どういう事……。
つまり人体自然発火で骨と足だけになっちゃってたって事……?
ぐっさん
いや、足以外は骨すら残って無い。
残っていたのは足の部分だけで、それ以外は全て灰になってしまっていたんだよ。
マキエ
えぇ……。人間の骨ってそう簡単に灰になるの……?
ぐっさん
1,000℃ぐらいの火力があればね。

ケース②「コーネリア・バンディ伯爵夫人」のケース

ぐっさん
ベントリーの事件の次に有名なのがコーネリア・バンディ伯爵夫人の身に起こったケース。
ぐっさん
このケースが起こったのは1731年のイタリア。
ある日の朝、一人のメイドがバンディ伯爵夫人がいつも起きてくる時間に起きてきていない事に気が付くんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
そして当然、メイドはバンディ伯爵夫人を起しに行くわけだけど、いくらノックしても返事がない。
ぐっさん
で、心配になったメイドは寝室に押し入るわけだけど、そのメイドの目に飛び込んできたのは真っ黒になったベッドサイド。
最初メイドはその黒い物が何か分からなかったんだけど、すぐにその黒い物は煤だとわかったらしい。
マキエ
ほう……。
ぐっさん
そして、どうして部屋が煤だらけになっているのかと考えていたメイドが次に見つけたのが人間の両足。
ぐっさん
実は煤だと思っていたのはバンディ伯爵夫人が燃えた後の灰で、さらに灰の中には頭蓋骨の一部と手の指が埋もれていたんだって。
マキエ
怖っ……。
もうほとんどホラー映画ね……。
ぐっさん
ちなみにベッドのそばには2本のロウソクがあったらしいんだけど、ロウソクは無傷だったらしい。

ケース③「マイケル・ファハティ」のケース

ぐっさん
そして最後は死因が「人体自然発火」と認められたマイケル・ファハティのケース。
マイケル・ファハティはアイルランドに住む76歳の男性なんだけど、2010年の12月22日にファハティの家の火災報知器が作動するんだ。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
で、当然消防隊が消火活動のためにファハティの家に駆けつけるんだけど、幸いな事に部屋の中で発生していた煙に火災報知器が作動しただけで火事にはなっていなかったんだ。
マキエ
……。
でもその煙ってのがアレなんでしょ……?
ぐっさん
そう……。
駆けつけた消防隊は煙の発生元を探すんだけど、暖炉の壁の一部が黒く焦げていて、そこが煙の発生源だと即座に分かったらしい。
ぐっさん
ただ、その焦げた暖炉のそばに転がっていたのが人間の足。
マキエ
あわわわわ……。
ぐっさん
そして胴体があるべきところには黒く焦げた煤と灰だけが散らばっていて、なぜこんなことになったのか誰も証明する事ができなかった結果、結局検視官は「人体発火現象」が死因だと決めたんだってさ。
ぐっさん
ちなみに人体発火現象が死因と判定したのは世界で初めてだったから、この事件はかなり反響を呼んだみたいだけどね。
マキエ
まぁそりゃそうでしょうね……。

原因は人体のロウソク化現象?


ぐっさん
それじゃ最後に今回の超常現象の原因について紹介していくね。
マキエ
え、原因不明なんじゃないの?
ぐっさん
うん。だから原因といっても、あくまで仮説だよ。ただ割と説得力のある仮説もあってね。
その有力かつ説得力のある仮説は人体の「ロウソク化現象」。
マキエ
ああ、なんか聞いたことがあるわね。
人間の遺体がロウソクみたいになって腐らなくなるって奴でしょ?
ぐっさん
んー。ちょっと違うかな。
マキエが言っているのは遺体が腐らなくなる死蝋化の事を言っているんだろうけど、ロウソク化現象っていうのは人間の皮下脂肪がロウソクのような役割を果たして燃える事を言うんだ。
マキエ
どう違うの……?
ぐっさん
まぁ似た様なもんだけどね。
あえていうなら死蝋化は化学変化、ロウソク化現象は脂肪の原因不明の燃焼って感じかな。
ぐっさん
ちなみに今回の事件については、「なぜ火が出たのか」という以外の点については、このロウソク化現象で全て辻褄が合うんだ。
マキエ
私は気になっているのは足が残っているっていう点なんだけど、それはなんで?
ぐっさん
それは足に脂肪がほとんど無いから。
膝から下は殆どが筋肉と骨で構成されて燃料となる脂肪がないから火が燃え移らないからだって言われているよ。
マキエ
ああ、なるほどね。
じゃぁ遺体の周りだけ燃えていた理由は?
ぐっさん
人体の周りだけが焦げていたっていうのはロウソク化現象によって溶け出した人間の脂肪が原因だね。
脂肪が火でとけて床とかに染み込むと、その脂肪がある場所は火が付くけれど、脂肪が燃焼しきってしまうと自然と火が消えたと考えられているみたい。
ぐっさん
まぁ火事にならなかったのは運がよかったって感じかな。
マキエ
なるほどね。
ぐっさん
ちなみにアーカンソー大学では人間の遺体を使った実験も行われていてね、再現に成功した事例もあるらしいよ。
マキエ
もう答えが出てるじゃん……。
原因わかってるじゃん……。
ぐっさん
んー。人体が燃える事についてはロウソク化現象でほぼ間違いないんだろうけど、なぜ火が付くのかという点については未だ不明のままなんだよ。
マキエ
そっちも仮説とかないの?
ぐっさん
あるにはあるけれど「人間のDNAには発火を起す遺伝子がある」とか「プラズマや電磁波による発火が原因だ」っていう根拠が乏しい仮説ばかりかな。
まぁ被害者には喫煙者も多かったみたいだから、タバコによる引火の可能性も高いみたいだけどね。

まとめ

ぐっさん
以上が人間が突然燃え上る「人体発火現象」についてでした。
どうだった?
マキエ
人間ってあれね、
意外と簡単に燃えるのね。
ぐっさん
まぁ極めて稀なケースだけどね……。
マキエ
でも、場合によっては自分も燃える可能性がゼロじゃないと考えると少し怖いわね……。
ぐっさん
そだね。
マキエは最近、お腹周りに燃料を蓄え始めてるもんね。
マキエ
はい、セクハラ。アウト。
弁護士から抗議文が届くから目を通し、高額の賠償金を用意しておくように。
ぐっさん
ええぇ……。
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22 件のコメント

  • 人体発火というと僕は志々雄真実が思い浮かびます。彼は細マッチョですけどよく燃えましたね。

    • かんばっちさん、いつもコメントありがとうございます。
      私はどちらかというとぬ~べ~のいずなを思い出しました。有名なだけに漫画やアニメでもかなり登場しますよね。
      志々雄さんの場合は理由が理由だけにちょっと特殊なようですが。

  • リアルに脂肪燃焼させてダイエットしてたんちゃう?ww

    までもガソリンかぶってとかじゃないから、ジワジワ燃えてって地獄だったかもしんないすね(´・_・`)

    • かやんばさん、いつもコメントありがとうございます。
      たしかに究極の脂肪の燃焼ですね(笑)
      ちなみに十数分で燃え尽きたという事例も報告されているようで、私はどちらかというと一気に燃え上って一気に消える系なのかなぁと思っています。

  • 人体発火はドラマのガリレオでもあったよね。
    作中だとかなり大掛かりなトリックだっけど(笑)
    燃える原理はほぼ解明されてるから、問題はどうやって火が付くのか・・・。

    • ガムごはんさん、いつもコメントありがとうございます。
      常識的に考えるなら、タバコや家具の残り火からの引火あたり怪しいですよね。
      ベントリーはパイプ(タバコ)を愛用していたみたいですし、ファハティは暖炉のそばで燃えていますしね。
      ただ、偶然にしては出来過ぎていますよね。

  • 「発火させる遺伝子」って、、、進化の過程でどこでどうやって、っていうかどうしてそんな遺伝子が、、、そんな新たなオカルト的疑問が生じた。
    謎が謎しか呼ばないから全然解決しない。
    こういうのって案外単純だったりするんですよね。

    • コーギーさん、いつもコメントありがとうございます。
      こういう仮説って絶対1個や2個は「本当に科学者が考えたの?」と疑いたくなるようなトンデモ仮説がありますよね。
      他の仮説に信憑性を持たせるために逢えてバカげた仮説を立てているのかと疑いたくなります(笑)

  • 火が付く理由はこれからの研究に任せるとして、自分の体に火が付いたら悲鳴とか聞こえてきそうなんですが、そういったものはなかったんでしょうか?

    • 呉山さん、いつもコメントありがとうございます。
      色んなケースを調べたつもりですが悲鳴があったという話は見つけることが出来ませんでした。
      偶然、傍に人がいなかっただけかもしれませんが、悲鳴を上げる前に死亡してしまったり、肺がやられて声を出せなくなったりしていたのかもしれません。

  • 記事のタイトルを見て、以前このブログで紹介していた足が流れ着く海岸を思い出しました。
    それはそうと、ロウソク化現象って
    自分で消す間もなく一気に燃えるもんなんですかね?
    説得力はある説だけど腑に落ちないです(´・ω・)

    • 野良の名無しさん、コメントありがとうございます。
      あの記事も足だけでしたね。内臓と四肢ではやっぱり作りが根本的に違うんでしょうね。
      ちなみにご質問の件ですが、大学で行われた実験ではかなりの高温になったそうです。
      火が付いた部位によっては即死級だったのかもしれません。
      また、もしくは心臓麻痺や他の原因で突然死した人に火が燃え移ったという可能性も捨てきれません。
      そう考えると自分で消すに消せませんしね。

  • 脂肪が燃料の役割とされるのならば、
    男性より女性の方が体のつくり的に脂肪は多いとされるので、
    女性の方が発生しやすいのかもしれませんね。

    • とほりすがりさん、いつもコメントありがとうございます。
      おっしゃるとおり、実際に女性の方が多いようです。
      あと、発生する国も結構かたよっていて“気候や食生活、人種なども関係しているのでは”という考えもあるようです。

  • ブログ全部読ませてもらいましたリクエストがあるのですが海外版洒落怖creepy pastaに書き込まれたBen_drownedという都市伝説を紹介して欲しいです

    • Benさん、コメントありがとうございます。
      沢山の記事を読んでいただきありがとうございます。
      またリクエストいただきありがとうございます。たしかBen_drownedはゼルダの伝説にちなんだ怖い話でしたよね。
      タイトルを知っているぐらいの知識量なので少し調べる時間をいただき、また随時ご紹介させていただければと思います。

  • 人体発火現象と聞くと漫画の炎炎ノ消防隊を思い出します。でもこの都市伝説と漫画だと発火の原因にやっぱり違いがありますね。漫画の方だともっとファンタジーな感じです…

    • もっふもふさん、コメントありがとうございます。
      >>炎炎ノ消防隊
      あの作者の書く漫画は私も好きです。ソウルイーターのキッドとか大好きでしたー。
      ただやっぱり実際に起こるかと思うと漫画とはちょっと違う怖さがありますね。

  • 人体発火現象の原因は解明されるといいですね。
    それと、死因が人体の原因不明の発火って
    遺族は複雑な気持ちになりそうです。

    • さつきさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>遺族は複雑な気持ちになりそうです。
      確かに……。家族が足だけを残して焼死して、それを事故としてかたずけられたら納得できませんよね……。
      もし現代で同じことが起こった場合、いまの科学力ならもっと細かい原因まで判明するのでしょうか……。

  • 膝下は脂肪が無いから燃え残るということは
    下半身デブな人がふと燃えてしまったら
    跡形も無く消し炭になってしまうんでしょうか…(笑)

    自分が下半身デブなので ちょっと気になりました
    ぐっさん 是非火をつけてください(笑)

    • レバーブローさん、コメントありがとうございます。
      どうなんでしょう……。手首とか足首とかは残る気がします。
      ただ生きている間は火をつけるのも着けられるのも勘弁してほしいですね(笑)

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