UMA「ウルコラク」の頭蓋骨が発掘!マケドニアで発掘された頭蓋骨の正体とは……?

スポンサーリンク
ぐっさん
今回紹介する都市伝説のテーマは「UMA」!
それも北マケドニアで発見された「ウルコラク」についてご紹介したいと思いまっす!
マキエ
ウルコラク……。
聞いたことが無いわね。有名なの?
ぐっさん
マキエって人狼とかウェアウルフとかって知ってる?
マキエ
それはさすがに知ってる。
いわゆるオオカミ人間の事でしょ?
ぐっさん
それなら話は早い。
実はウルコラクって言うのはマケドニアやブルガリアで伝わる人狼の事なんだ。
マキエ
ああ、つまりマケドニアとかブルガリアで人狼が発見されたって事?
ぐっさん
そういう事。
まぁ発見されたといっても頭蓋骨だけだけどね。
ぐっさん
それじゃさっそく紹介していきまっす!

マケドニア共和国で発掘された謎の頭蓋骨「ウルコラク」

ぐっさん
それじゃ改めて今回紹介するのは人狼の頭蓋骨だと言われている「ウルコラク」について。
まずはこの頭蓋骨が発見された経緯から紹介していくね。
ぐっさん
この頭蓋骨が発見されたのは冒頭でも少し触れたけど北マケドニア。
北マケドニアの東部にはノヴォ・セロ(Novo Selo)という町があるんだけど、そこの住民が畑で農作業をしている時に偶然発見された物なんだ。
マキエ
え、畑……?
遺跡とかではなく……?
ぐっさん
そう。
なんでも鍬で畑を耕している時に鎖と南京錠で厳重に封印された木箱が出てきたんだってさ。
マキエ
ほう……。
ぐっさん
で、そんな箱が出てきたら当然中身が気になるわけで、箱を掘り起こした住民は無理やり箱を開封。
すると、その箱の中には近隣に生息する動物とは似ても似つかない形をした頭蓋骨が入っていたんだよ。
ぐっさん
ちなみにこれがその「ウルコラク」。


マキエ
へー。
でもなんかどっかで見た感じがするわね。
マキエ
あ!ゴリラとかチンパンジーって、こんな頭蓋骨の形をしてなかったっけ!
ぐっさん
ゴリラとかチンパンジーはもっと人間と同じような頭蓋骨の形をしているかな。

マキエ
あ、ホントだ。
ぐっさん
ただ、あえて言うならマントヒヒの頭蓋骨が近いかも。
それでも目元とか歯の並びとかが全然違うけれどね。

マキエ
へー。
ところで本物のオオカミの頭蓋骨ってどんな形なの?
ぐっさん
あ、本物のオオカミの頭蓋骨はこんな感じ。

マキエ
うーん……。
本物のオオカミともかなり違うわね……。
ぐっさん
だね。
なんとなく歯並びには共通点があるような気もするけど。
ぐっさん
そして気になるのは箱に書かれた文字。
マキエ
文字?
ぐっさん
実は蓋の裏側にマケドニア語とブルガリア語で
「危険、ウルコラクの頭蓋骨」
と書かれていたそうだよ。


マキエ
つまりこの箱は昔、人狼を仕留めた人が頭蓋骨を取り出して封印して埋めたって事?
ぐっさん
今回の出来事が全て真実ならそういう事になるね。
ただ頭蓋骨はともかく、こんな木箱が腐りもせず畑の中に長い間埋まっている事は出来ないとは思うけどね。
マキエ
それもそうか。
ぐっさん
ただ心残りなのが、じつはこの頭蓋骨が一体なんの頭蓋骨か未だに明らかになっていないんだ……。
マキエ
え……。

正体不明のウルコラクは病気や突然変異によって生み出された物……?

ぐっさん
今回のウルコラクが世界中に広まったきっかけは実は一人の歴史学者のおかげなんだ。
マキエ
あ、そなの?
ぐっさん
その歴史学者はフィリップ・ガネフという人なんだけど、ガネフがバルカン戦争について調べるためにノヴォ・セロを訪れている時に偶然たまたまウルコラクを見せてもらった事がきっかけだったんだって。
マキエ
ふんふん。
ぐっさん
そして得体の知れない頭蓋骨に興味をもったガネフはこのウルコラクの写真を撮り野生動物の研究所に調査を依頼。
ただ、そこでも明確な答えは出なかったんだ。
マキエ
なんで?
ぐっさん
こんな頭蓋骨を持つ動物が居なかったからだよ。まぁ写真だけだったってのもあると思うけどね。
ぐっさん
あ、でも明確な答えが出なかっただけであって、一応それらしい答えは貰えたらしいよ。
マキエ
あ、そなの?
その答えってのは?
ぐっさん
その答えは
「ページェット病に罹患したオオカミの頭蓋骨の可能性がある。」
だったんだって。
マキエ
……。
なにそれ。
ぐっさん
ページェット病は原因不明の骨の病気の一種だね。
正確には骨ページェット病って言うそうなんだけど、骨が異常に発達してしまって次第に骨の形が変形してしまう病気なんだって。
マキエ
骨が異常に発達って、つまり骨がどんどん作られちゃうって事?
ぐっさん
そそ。
つまりこの頭蓋骨も骨が異常に発達した結果、最終的に変形してしまって奇形となったオオカミの頭蓋骨ではないかって事だね。
マキエ
へー。
ぐっさん
ただそれも“あくまでそういう可能性がある”ってだけで結局のところは不明のままなんだけどね。

まとめ

ぐっさん
以上がマケドニアで発見された人狼の頭蓋骨「ウルコラク」についてでした。
どうだった?
マキエ
んー。確かに何の骨なのかは気になるけど、割と浅い話だったわね。
結局、正体不明の骨が畑から出てきただけでしょ?
ぐっさん
いやまぁ、そこだけ切り取るとそうかもしれないけど、でも正体不明の頭蓋骨ってだけでも割とすごいと思うんだけど……。
マキエ
そういえばウルコラクを掘り起こした人の身に何かあったりしなかったの?
ぐっさん
その辺は全然ないみたい。
むしろ珍しい物を手に入れる事ができて上機嫌で自慢して回っていたそうだよ。
ぐっさん
ガネフが骨を見せてもらったのも自慢話の一環だったらしいし。
マキエ
あ、そうなんだ……。
ぐっさん
ちなみに町の人からは
「そのうちバチがあたる」とか「呪われて人狼になる」
とか言われた事もあるらしいけど
「それが運命なら受け入れる」
と一蹴してるみたい。
マキエ
無駄にカッコいいわね……。
スポンサーリンク

8 件のコメント

    • 関田さん、コメントありがとうございます。
      手塚治虫先生は医師免許を持ってるだけあって色んな病気を題材にされてますよね。
      ここの読者さんから教えてもらった限りでは、かなりヤブだったらしいですが……。

  • 以前のチュパカブラでも似たようなことが触れられていましたが、病気や奇形による変質を起こした動物や人間が、科学が未発達な時代にモンスターとか、妖怪として見なされたのでしょうね。

    • とほりすがりさん、いつもコメントありがとうございます。
      >>科学が未発達な時代にモンスターとか、妖怪として見なされたのでしょうね。
      でしょうね。もしくは祟りとか呪いとかでしょう。
      今、逆にそういった話が生まれないのは一般市民の知識レベルが昔とけた違いに上がってしまったから何でしょうね。

  • あまり記事と関係ない話題で申し訳ないですが、マケドニアに関しては「国名問題」が面白いですね。
    ギリシアも最初は「国名くらいで騒がなくても」という融和論者もいたのですが、
    マケドニアが首都スコビエに「アレクサンダー大王空港」だの「アレクサンダー高速道路」などを作り、ギリシア最大の英雄と言われるアレクサンダー大王までギリシアから取ろうとしたので、
    騒ぎが大きくなったそうです。

    • シルバさん、コメントありがとうございます。
      >>マケドニアに関しては「国名問題」が面白いですね。
      らしいですね。私もこの記事を書くまで知りませんでしたが北マケドニアとかブルガリア地方とか色々もめているようですね。
      正直、国名を書くときにかなり迷いました(笑)

  • 正体が病気や奇形の動物と言われてる系のUMAは個人的に
    違う!!説得力あるけど違う!!!
    って反論にならない謎の駄々をこねたくなるんですけど自分だけですかね?

    • 酢酸さん、いつもコメントありがとうございます。
      >>違う!!説得力あるけど違う!!!
      すごく分かります(笑)
      まぁその駄々をこねたくなる気持ちの大半が「UMAであってくれ!」という願望な気もするのですが、認めたくない物は認めたくないですよね(笑)

  • 関田農 へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。

    CAPTCHA